2011.08.04 営業・マーケティング 「国内最小・超豪華高速バス」は誰がためにある? 金森 努 有限会社金森マーケティング事務所 取締役 8月2日の日経MJに新型の高速バスが紹介された。今年4月から東京と徳島を結んで運行している、海部観光のマイ・フローラ。大型バスであるにもかかわらず、全12席と「国内最小」なのだという。誰が、どのような目的で利用するのか。そして、提供する企業の狙いはどこにあるのだろうか。 ■「5つの力分析」で考える「格安徳島交通路線市場」の環境 リーマンショック以来のデフレ不況によって企業は地方拠点を相次ぎ縮小し、東京・大阪2大拠点体制に移行する例も少なくない。地方への出張需要は増加する。一方、個人の旅行需要は「安・近・短」が顕著になっているが、遠距離の移動であれば「安い」ことが重要視され、航空機なら早期予約割引の利用が進んでいる。しかし、航空機では発着便数、高速バ
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