Red Hat Enterprise Linux 6 では、コントロールグループ と呼ばれる新たなカーネル機能を搭載しています。本ガイドでは、この機能を cgroup という略称で記載しています。cgroup により、ユーザーは、CPU 時間、システムメモリー、ネットワーク帯域幅などのリソースやそれらのリソースの組み合わせを、システム上で実行中のユーザー定義タスクグループ (プロセス) の間で割り当てることができるようになります。また、設定した cgroup のモニタリングを行ったり、特定のリソースに対する cgroup のアクセスを拒否することができるのに加えて、稼働中のシステムで cgroup を動的に再設定することもできます。cgconfig (control group config) サービスがブート時に起動し、事前に定義された cgroup を再構築するように設定して、再起動後