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ブックマーク / president.jp (7)

  • 実父に14歳から性虐待され5児を産まされた娘を弁護士はどう救ったか…朝ドラ最後の山場「尊属殺人事件」の真相 実際の担当弁護士に取材したライターが見た「虎に翼」

    裁判官の寅子(伊藤沙莉)が法で人を裁くことの難しさに直面するドラマ「虎に翼」(NHK)。ノンフィクションライターの神田憲行さんは「放送最終月で、ある女性が実の父親に性虐待され5人の子を産まされ、結婚に反対されて家に閉じ込められた末に襲ってきた父親を殺した55年前の事件を出してきたので驚いた。実際に事件を担当した大貫弁護士に取材したことがあるが、大貫氏は法制史に残る判決を勝ち取った」という――。 「虎に翼」の最後で「尊属殺重罰規定違憲判決」が描かれる驚き まさかこの大詰めに来て、「尊属殺重罰規定違憲判決」をぶっ込んでくるとは。 「虎に翼」が残り3週になったところに、父親を殺したという美位子(石橋菜津美)という女性が登場し、いきなりデカいネタを放り込んできたことに驚いた。どうやら制作陣は戦後の法制史において、重要なポイントは全部触っていくつもりらしい。 もともと原案ともいえる清永聡さんの『家庭

    実父に14歳から性虐待され5児を産まされた娘を弁護士はどう救ったか…朝ドラ最後の山場「尊属殺人事件」の真相 実際の担当弁護士に取材したライターが見た「虎に翼」
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2024/09/21
    尊属殺重罰規定違憲判決については、違憲審査権関連で、中高社会科の公民分野科目において必ず触れられていることですね。ドラマの最終盤で、誰もが知っているはずのエピソードを描くのは、当然意識的なのでしょう。
  • 「不登校はわがまま」「バイデン親子は死んでいる」…トンデモだらけの地方政治に絶望する人に伝えたいこと 「面倒な世の中になった」という間違った認識

    全国で政治家の失言が相次いでいる。元秋田魁新報記者の三浦美和子さんは「秋田県内でも市議会で悪質なデマ情報に基づいた差別的な発言があった。こうしたトンデモ発言が飛び出すのは、地方議会があまりに軽視されているからだろう」という――。 ある親子を傷つけた市長の発言 「ニュースで知りましたが、どっかの市長の発言。ほんとうに腹立たしかった」 10月下旬、秋田県内の知人女性からラインが届いた。 「どっかの市長」とは滋賀県東近江市の小椋正清市長のことだ。その発言は「不登校は子どものわがままで、親に責任がある」「フリースクールは国家の根幹を崩してしまうことになりかねない」というものだった。10月17日の会議の際に市長が発したこの言葉は、問題発言として広く報じられた。 女性の長女Aさんは中学時代、不登校になった。「何もしていないのに、生きていてごめんなさい」。不登校だった時、そういう気持ちで一日一日を過ごし

    「不登校はわがまま」「バイデン親子は死んでいる」…トンデモだらけの地方政治に絶望する人に伝えたいこと 「面倒な世の中になった」という間違った認識
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2023/11/18
    読まれるべき記事。民主主義を賞賛することはたやすいけれど、民主主義を実践することは困難である、という政治学の基本を思い起こします。
  • 撃たれて死んだことは理由にならない…「安倍元首相の国葬」に国葬の専門家が「やるべきではない」というワケ 国葬はむしろ「民主主義の精神」と相反する制度

    「民主主義を断固として守り抜く」への違和感 岸田文雄首相は、2022年7月14日に開かれた記者会見にて、凶弾に倒れた安倍晋三元首相の葬儀を今秋に「国葬儀」の形式で行うと発表した。 その理由として挙げられたのは、①憲政史上で最長期間首相を務めたこと、②さまざまな分野で重要な実績をあげたこと、③国内外から哀悼の意が寄せられていること、の3つである。そして、「安倍元首相を追悼するとともに、わが国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く」と国葬の意義を語った。 私は、この会見の内容を目にして恐ろしさを覚えた。 3つの理由は、どれも納得できるものではないが、事前の報道で話題になっていたこともあって驚きはしなかった。ただ、岸田首相の言葉にある「民主主義を断固として守り抜く」は意味がわからなかった。不当な暴力で亡くなったからといって、安倍元首相を国葬にすることがどうして民主主義を守ることになるのか。

    撃たれて死んだことは理由にならない…「安倍元首相の国葬」に国葬の専門家が「やるべきではない」というワケ 国葬はむしろ「民主主義の精神」と相反する制度
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2022/07/21
    「国葬を行う米英仏は民主主義ではないという~」という読解力のないブコメがありますが、国葬の法的位置づけは国によって様々なので、批判するなら日本における国葬について論じた本記事の内容を踏まえるべき。
  • 「誰も話せる相手がいない」日本の既婚男性が次々と発症する"見えない病"の正体 友達ゼロ、趣味ゼロで1人ぼっちに

    退職した瞬間に、ぱったり交流が途絶える「友達」 よく高齢者向けに「ソロ社会」をテーマとした講演会を実施した際、特に男性の高齢者からこんな質問を多くいただきます。 「会社を辞めてから友達がいなくなった。どうすればいいか?」 この質問は、まず、前提の認識が違っていると思います。「友達がいなくなった」というのは、元は「友達がいた」という前提です。しかし、こうした質問をされる方は大抵「そもそも友達なんて元からいなかったのに、それに気づいていない」場合が多いのです。 彼らのいう友達とは、あくまで会社の同僚や上司・部下という「自分の周りにいた人」の事を指していて、決して友達ではありません。もちろん、会社の中で友達をもつ人もいるでしょう。頻繁に飲みに行ったり、休日にゴルフに行ったり、場合によっては、家族ぐるみで海水浴や旅行に行く間柄かもしれません。しかし、そのほとんどが会社を退職した瞬間に、ぱったり交流

    「誰も話せる相手がいない」日本の既婚男性が次々と発症する"見えない病"の正体 友達ゼロ、趣味ゼロで1人ぼっちに
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2021/12/28
    野暮な突っ込みかもしれませんが、会社は「コミュニティ」ではなく「アソシエーション」ですね。
  • 「日本の敗戦はインテリのデマだ」ブラジルに住む日本人の9割がそう信じて起きた悲劇 根底に存在した「金持ちへの嫉妬心」

    勝ち組」「負け組」という言葉にはもう一つの意味がある。終戦後、ブラジルの日移民は、日戦争に勝ったとする「勝ち組」と、負けたとする「負け組」に分かれて、激しい抗争を繰り広げた。『灼熱』(新潮社)を出した作家の葉真中顕さんは「この抗争は殺し合いに発展し、23人が死亡した。フェイクニュースや陰謀論、デマの横行する現代だからこそ問うべき悲劇だ」という――。

    「日本の敗戦はインテリのデマだ」ブラジルに住む日本人の9割がそう信じて起きた悲劇 根底に存在した「金持ちへの嫉妬心」
  • 「人口あたりの職員数は全国最少」コロナと戦う大阪の保健師がいま訴えたいこと せめてこの状況を知ってほしい…

    コロナ対応の要…保健所は減らされ続けてきた 「コロナウイルス感染拡大が始まった頃、保健師の逼迫ひっぱくぶりが取り上げられるようになりましたが、保健師の数は元から全く足りていません」 こう訴えるのは、大阪府の職員で「大阪府関係職員労働組合」委員長の小松康則さん(49)だ。 小松さんは11月、オンライン署名サイト「Change.org」で大阪の現状を発信。多くの人たちから賛同を集めた。 「この時間、この後の時間、そして僕が眠っている時間も、命の最前線で身を粉にして、いろんなものを犠牲にして働いているたくさんの保健所職員、府職員、労働者がいます。まだまだ小さな声かもしれないけれど、声を上げ続けることできっと届く、きっと変わると思っています」 感染症拡大の防止、性暴力、アルコール依存症、自殺志願者の支援など、医療だけでは及ばない手助けを担う、保健師たち。コロナ禍でますます過酷な労働環境を強いられる

    「人口あたりの職員数は全国最少」コロナと戦う大阪の保健師がいま訴えたいこと せめてこの状況を知ってほしい…
  • 特攻隊員は「志願して死んでいった」のか 上官は「必ず死んでこい」と言った

    「9回特攻に出撃して、9回生きて帰ってきた」人がいます。名前は佐々木友次。作家・演出家の鴻上尚史さんは、92歳の佐々木さんに5回会い、その証言を著書『不死身の特攻兵』(講談社現代新書)にまとめました。鴻上さんは取材を通じ、「志願して死んでいった」という話は、特攻を「命令した側」の見方だったのではないか、と考えました――。 「命令した側」が作り上げた特攻隊のイメージ 佐々木友次さんの人生を知ることは、特攻隊を理解していくことでもありました。 調べれば調べるほど、「特攻隊とはなんだったのか?」という質問は成立しないと考えるようになりました。 特攻隊は「命令した側」と「命令された側」があって、この両者をひとつにして「特攻隊とはなんだったのか?」と考えるのは無意味だと思うようになってきたのです。 「特攻隊は『志願』だったのか、『命令』だったのか?」という今も続く論争も、この二つの視点を明確にしなけ

    特攻隊員は「志願して死んでいった」のか 上官は「必ず死んでこい」と言った
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2018/01/10
    手塚治虫『ザ・クレーター』の1篇「墜落機」を思い出します。
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