【ドバイ=久門武史】イランとロシアは11日、イランの原発にロシア製原子炉8基を建設することで合意した。このうち、南部ブシェール原発に建設する2基は同日、契約書に調印した。ロシア国営原子力企業ロスアトムの発表によると、ブシェール原発で4基、ほかに4基の原子炉を建設する。原子炉の燃料はロシアが供給し、使用済み核燃料を再処理する。双方はイランでの核燃料棒の材料生産を検討することも確認した。イランの
ロシアが、サンマの輸入を日本から台湾へ切り替えつつある。水揚げ高の2割を売っていた日本の水産業には大打撃だ。国内流通価格にも影響を与えかねない。 「ロシアが台湾の水産加工会社に対して輸入の許可を出した。今年は日本のサンマは買わないだろう」──。 7月下旬、再起を目指す三陸の水産加工会社の間に衝撃が走った。近年、ロシアは水産加工品の需要が急速に拡大し、日本から多くの魚を輸入してきた。特に目立つのが、秋の味覚の代名詞であるサンマだった。 「2010年のサンマの流通価格は国内が30円程度(1kg当たり)に対し、ロシア向けは70円近い高値がついた。日本の小売りのように、サイズなどの規格にもうるさくない。ロシアを手始めに、西欧にも売り先を伸ばすつもりだったのに…」。と、三陸最大の水産加工会社である阿部長商店(宮城県気仙沼市)の阿部泰浩社長は肩を落とす。 ロシアへのサンマ輸出は金額ベースで5年前は約4
2011年04月22日 マクシム・ボリソフ 今日、ウラジオストックから日本海へ、ロシアの地理学協会の調査隊が出発した。航海の期間は約一ヶ月。科学調査船"パーヴェル・ゴルジエンコ"号には、14人の学者が乗船している。任務の中には、"福島第1"原発事故後の放射能状態の調査がある。調査隊員には、全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社の撮影班もいる。 調査隊には、気象庁、ロシアの国営原子力企業ロスアトム、ロシア民間防衛問題・非常事態・自然災害復旧省と、連邦消費者権利保護・福利監督局の専門家が参加している。日本の北海道と本州を隔てている津軽海峡から始め、更には千島列島の太平洋岸沿いに、カムチャッカに至るまで、学者たちは、放射能状況についてのモニタリングを行う予定だ。 "我々は真実を知らねばなりません。事故後に起きた、ロシア沿岸にまつわるあらゆることについて、この状況にまつわる全ての真実を全員が知らねばな
旧ソ連で1986年4月26日のチェルノブイリ(現在はウクライナ)原子力発電所で大規模な事故が発生してから25年の節目を迎えるロシアでは、隣国・日本で福島第一原子力発電所(以後、福島原発)の事故が発生したことで、原発問題への関心がさらに高まっている。3月の拙稿で述べたように、漁夫の利を得た側面も大きいとはいえ、ロシアは日本の震災に対し、深い哀悼の意を表明し、極めて迅速に多面的かつ大規模な人的、物的支援を行い、昨年来の外交関係の悪化を払底するような友好的姿勢を見せた。また、政治家たちやメディアは日本の地震への準備や救助体制、国民の連帯を称賛し、そして原発事故に対応して危険を顧みずに作業を続ける者たちを英雄だとして敬意を表していた。 一方、ロシアは福島原発事故による放射能拡散を受けやすい隣国であることやチェルノブイリの原発事故の経験者という立場から、日本政府や東京電力(以後、東電)の対応に対して
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2011年04月12日 (火)ピックアップ@アジア 「福島第一原発・ロシアからの視点」 地震発生からおよそ一か月 未だに収束の見通しの立たない東京電力・福島第一原発事故。 事故の行方に重大な関心を寄せているのが 原子力大国ロシアです。 福島第一原発で、鄭濃度の汚染水が海に放出された問題で、ロシア側は・・・ 「日本側からは通知があったのは事後だった。 ロシア極東沿岸の海水に放射性物質が流れ込む可能性もあるので憂慮している」 日本へ支援の動きも見せる一方、ロシアは次第に苛立ちを深めています。 アスモロフ福島原発ロシア対策本部本部長 「なぜこのような事になったのか、日本からの報告書には一切触れられていません。 間違ったことをしてないと言うなら、何故事故が起きたのですか。」 今回の事故を日本の隣国ロシアはどう見ているのでしょうか。 「福島第一原
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2011年04月06日 (水)ピックアップ@アジア 「大震災とアジア(3) ロシア 対日政策に変化の兆し」 (冒頭VTR) 去年、メドベージェフ大統領が北方領土を訪問するなど日本に強硬な姿勢を取ったロシア。しかし、東日本大震災をきっかけに変化の兆しが表れています。メドベージェフ大統領はいち早く支援の用意を表明し、世界で最も多くの救助隊を日本に派遣しました。また日本に天然ガスなどエネルギーの供給を増やす方針を明らかにするなど協力的な姿勢を示しています。 ▼ロシア、メドベージェフ大統領ON 「きょう菅首相と協議をした。日本は巨大な自然災害に見舞われた。我々の課題は隣人を助けることだ」。 モスクワの日本大使館には大勢の市民が訪れ、哀悼の意を表明するなど日本に同情的なムードが高まっています。大震災をきっかけに日本との関係改善を探る動きを見せるロ
低レベル液体放射性廃棄物処理施設「すずらん」の供与 (1) ロシア極東地域においては、放射性廃棄物を処理する施設が不足していたため、 1993年に放射性廃棄物が日本海にそのまま投棄されるという問題が明らかになり、 日本海の環境汚染が大いに危惧されました。 「すずらん」は、このような状況を背景として原子力潜水艦の解体作業から生じる 低レベルの液体放射性廃棄物を安全に処理するために供与されました。 「すずらん」は、1998年4月に完成、試運転及びロシア国内の調整を終えた後、 2001年11月、ズヴェズダ造船所において引渡式が行われ、処理作業を開始しました。 (2) 海上に浮かぶ 「すずらん」のような処理施設は世界にも類がなく、 その処理能力は、年間7,000立方メートルで、世界最大級です。 現在「すずらん」は、ウラジオストク対岸のボリショイカーメニ湾にある ズヴェズダ造船所に係留されていますが
2011年03月23日00:33 カテゴリロシア人ってどういう人? ロシアに戻ってきました 先週の土曜日にロシアに戻ってきました。 地震が起きたとき、家族4人で日本にいました。久しぶりの日本で好きなものを食べたりロシアの友達のためにプレゼントを選んだりしていて、「日本っていいな~」と夫婦そろって連発していました。「赴任中、あまりしょっちゅう日本に帰ると逆にロシアをいつまで経っても暮らしづらく感じるから、やめておこうね」と夫婦で笑って話していました。 そして、その矢先に地震が起きました。私たちがいたショッピングセンターもだいぶ揺れましたけど、まさかその瞬間にこんな大変なことになっているとは思いもしませんでした。家に帰ってテレビをつけて大きなショックを受けました。一人でも多くの人に助かってほしい。一人でも多くの人に家族と再会してほしい。そういう思いでいっぱいになりました。 外国人たちはどんどん
2011年04月03日 「放射能のせいでロシアへの日本の魚が一部輸入禁止へ」へのロシア人の反応 「ロシア 日本企業200社以上からの魚の輸入を禁止」の記事を見て、今こそ私の出番かと! ソースはこちらとこちら。 ・別に驚くことではない。日本産の魚を使う事にリスクを出てきたわけだから。状況が落ち着くまで管理しないと。 ・正しい決断だ。 ・不幸なことだが決断は正しいと言うほかない。 ・なぜ日本人が捕った魚だけ禁止なんだ?放射能は拡散するし、食物連鎖で濃縮されていくだろう?(どれくらいリスクがあるか知らないけど)。極東で勤務する海兵は大丈夫だろうか? ・気楽な連中と自惚れた無産階級者どもには放射性寿司を食わせよう。1つ5千ルーブルで。 ・↑良い考えだ。駅の食堂で売ってる子猫のミートパイらしき食べ物よりずっと美味いかもな。 ・禁止しても企業はこっそり輸入するよ。私達の企業がどれだけ腐敗してるか知って
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