電子書籍取次大手メディアドゥは、販売する電子書籍の文面を要約したり、自動で英文に翻訳する機能を持ったAIの開発に乗り出す。AI開発のベンチャー企業、エーアイスクエアとインターネット総合研究所の2社に約11億円を出資し、自社がインターネット上に立ち上げる電子書店に数年内に導入したい考えだという。 【こちらも】電通、AIの「コピーライター」を開発 書籍の国内市場は縮小を続けている。電子書籍市場への移行は、ゆっくりとだがしかし確実に進行している。この技術は、そのための大きなはずみとなりうるだろうか? メディアドゥは、この5月下旬、エーアイスクエアとインターネット総合研究所の第三者割当増資を引き受け、両者の株式をそれぞれ約20%取得している。両社はそれぞれ、文章要約と、翻訳の技術に強みを持っている。 用いられるのは、ディープ・ラーニング(深層学習)の技術である。単語と単語の関係、1文とほかの文の関
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