米国の年末商戦は、消費者の購買行動がデジタルによって変化した結果、年々前倒しされている。今年もサンクスギビングデー(感謝祭=11月第4木曜日)やブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)、サイバーマンデー(感謝祭翌週の月曜日。ECサイトの売上高が最も高いことで知られる)に、店舗やECサイトの売上高が急上昇するようだ。 NRF(全米小売業協会)では、2017年のサンクスギビングデーからサイバーマンデーの間に、延べで1億6400万人の消費者が買い物をすると予測している。 その兆しは以前から見えていたが、2017年のサンクスギビングデーとブラックフライデーは、米国の消費者にとっての年末商戦が、本格的にオンラインにシフトした節目となりそうだ。米東部時間17時現在の速報値では、サンクスギビングデーのオンラインでの売上高が約15億2千万ドル(約1695億円)あったという。これは対前年比16.8%の上昇だ
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