【デトロイト】トヨタ自動車は全米のディーラーに対し、新車の供給に今夏までに「重大な影響が出る」可能性があると警告した。10日に配布されたメモで明らかになった。 このメモは、3月11日に発生した東日本大震災と津波による影響が第3四半期(7~9月)まで続くことを示すトヨタの最も明確な表明とみられる。 トヨタはまた、震災の影響による供給問題と今後の生産削減計画についても概要を示した。今回の震災で供給会社の多くが閉鎖に追い込まれ、トヨタはほぼ1カ月間にわたり日本国内での生産停止を余儀なくされている。 また、米国内のトヨタブランドの責任者ボブ・カーター氏はこのメモで、「現時点で判明していないのは、5~7月の自動車の生産水準だ」と言及。「今夏に新車の供給に重大な影響が出る可能性がある」と続けた。 ウォール・ストリート・ジャーナルがコピーを入手した同メモではまた、トヨタの北米工場が今月21日から