[東京 19日 ロイター] パナソニック6752.Tは19日、三洋電機6764.Tに対して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。1株当たりの買い取り価格は131円。 パナソニックは、三洋の大株主である米ゴールドマン・サックスGS.N(GS)など金融3社から三洋株を買い取り、三洋を子会社化する。TOBは可能な限り速やかに実施するとしている。パナソニックと三洋は、TOB成立後も三洋の上場を維持する方針。 同日午後5時半からパナソニックの大坪文雄社長と三洋の佐野精一郎社長が大阪市内で記者会見する。 パナソニックは、GSのほか、大和証券SMBC、三井住友銀行の金融3社が保有する三洋株を買い取ることで、出資比率約70.5%(議決権ベース)を確保し、三洋の経営権を握る。パナソニックと三洋の発表によると、金融3社はTOBへの応募を前提に検討。三洋はTOBを支持し、実施の際にはこれに賛同する予定