悩みに悩んで…菊池 涙のメジャー断念 日米20球団が獲得に乗り出していた花巻東の155キロ左腕・菊池雄星投手(18)が25日、同校で記者会見し、日本の球団入りの希望を表明した。メジャー挑戦を熱望していたが、周囲の重圧や一部の批判の声などに押されて断念。会見中に笑顔はなく、最後は大粒の涙を流した。29日のドラフト会議では過去最多の8球団を超える9球団の1位指名が予想される“怪物怪腕”。夢を一時封印し、日本一の投手になることを誓った。 輝かしい未来への第一歩を踏み出すための決意表明。しかし、菊池に笑顔はなかった。会見の最後。「悔いはないのか」との質問が飛ぶと、感情を抑えることができなかった。大粒の涙がこぼれ、目頭を押さえる。テレビカメラ12台、約100人の報道陣が集まった会見場は静まり返った。 「きのうまで悩んだ結果なので、悔いはないです。今は日本ですべてを出し尽くし、みんなに認められ