キャッチなタイトルだが、この本は「決めつけ」に関するエピソードを集めたものだ。 どういうことか。 例えば、「組織で「怠け者」と、みなされている人にこそ、改善のヒントが隠されている。」と述べたら、どう思うだろうか? 通常、「それはない」と思う方のほうが多いだろう。 「怠け者」とみなされている人物の存在は、一般的には問題であり、 「使えない」「やる気がない」などと言われてしまっていることもしばしばある。 しかしそれは「決めつけ」である。 別に彼らに気を遣っているわけではない。 本当にそうなのだ。 「怠け者」が組織改善のキーになるときもある。 * ある会社の、営業ミーティングに出席していたときのことだ。 この日の話題は、「営業記録の精査」だった。 この会社では、営業は、日々の活動をシステムに入力しなければならない。 クライアントへ訪問したのか、電話したのか、メールを送ったのか、その内容は何だった
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