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ブックマーク / yoghurt.hatenadiary.com (36)

  • はてなに夢をみていた - 未来の蛮族

    まだ生きているものを、少し前に流行った言葉でいうなら「オワコン」ですか、勝手に終わってしまったことにして、あれこれとあげつらうようなことを言うのは、たいへんに失礼なことだし、何よりも自分自身をみじめにする。ずっとそんな風に考えていたので、「はてな」にたいして「終わった」なんてことをいうのも、なるべく控えようとしていたのだけど、かつて熱中していたはてながだんだんとその姿を変えてゆくなかで、どうしても、おれの愛したはてなの姿を、まだおれが覚えているうちに書き記しておきたいと思うようになった。まるで老人のような発想だ、と自分でも思う。 インターネットに何かを書き記すということは、砂浜に文字を書くことにも似て、どれだけの熱意を込めて文章を書いたとしても、一晩で打ち寄せる波に洗われて消えてしまう。だからおれは何度でも同じ文章を繰り返し書かなければならない。書いては消え、消えては書く。その光景は、賽の

    はてなに夢をみていた - 未来の蛮族
    joruri
    joruri 2013/11/15
  • 映画「風立ちぬ」と、なかったことにされた人生 - 未来の蛮族

    風立ちぬ サウンドトラック アーティスト: 久石譲,読売日交響楽団出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ発売日: 2013/07/17メディア: CDこの商品を含むブログ (47件) を見る国民的作家、なんて大仰な呼び方が許されるのは、この国では村上春樹と宮崎駿くらいのものだろう。その国民的作家の、最後の作品(?)になった「風立ちぬ」を、9月9日の時点で788万人が観たらしい。 http://mantan-web.jp/2013/09/10/20130910dog00m200015000c.html それで、恥を偲んで告白すると、おれはこの映画をみて、けっこうひどい勘違いをしてしまっていたんだよね。 「風立ちぬ」が、堀越二郎の半生と、堀辰雄の小説をミックスしたものであることは知っていたけれど、それは当然、堀越二郎の人生に堀辰雄の小説と重なるものがあるからだと思っていたのだ。

    映画「風立ちぬ」と、なかったことにされた人生 - 未来の蛮族
  • 真夜中にiPhoneが鳴りだして、 - 未来の蛮族

    ぶいぶいうるさいものだから、パスコードを入力してロックを解除したら、Hatena::Dからのメールが届いていた。タイトルは「yoghurtさんについてTwitter上で言及がありました」メール文には「まぁ、もともとid:yoghurt氏が嫌いだったんですよね」と記されている。またこの手のコメントか……とうんざりするよりも眠気の方が勝って、わたしは「おやすみモード」をオンにして二度寝することにする。それから、起きて、シャワー浴びて、身支度して、朝べる。朝といっても、トースト焼いてヨーグルトべるだけなんだけど。ヨーグルトにりんごジャム落としたんだから、トーストにはバターでも塗っておけばよかったのに、結局そこにもりんごジャム。すばらしいアオハタのりんごジャムも、こんなべ方をしていてはすぐに飽きてしまう。わたしは自制しなければならない。それから、家出て駅まで歩いて階段を登って電車乗る

    真夜中にiPhoneが鳴りだして、 - 未来の蛮族
  • カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生/渋谷直角 - 未来の蛮族

    帯には「誰かをバカにするマンガと思ったら大間違いだ!」という久保ミツロウ先生の力強いお言葉があるし、著者である渋谷直角氏はあとがきで「彼らに対して、こちらの何かの一つの価値観や上から目線をもって小馬鹿にしたり、それじゃダメだ、と断定して描いているのではなく」とはっきりと記していて、それはけっして嘘ではないのだろうけども、この作品を読んで感じたのは、やはり強烈な悪意、だった。小さな世界でもがくサブカル民を単に馬鹿にするのではなく、ある種の愛情をもって描いていることは、特攻の拓の天羽セロニアス時貞に匹敵するほど感動的な宮沢賢治使いをみても明らかなのだけど、散りばめられた固有名詞の群れからは、それを上回るほどの悪意を感じてしまう。 「バンプオブチキンと空の写真ばかりアップしているブロガーの恋」や「ダウンタウン以外のお笑い芸人を基認めていないお笑いマニアの楽園」は、そもそもタイトルに固有名詞が入

    カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生/渋谷直角 - 未来の蛮族
  • 初恋のジェノベーゼは爪の味/五反田団といわきから来た高校生 - 未来の蛮族

    前田司郎率いる五反田団と、福島県立いわき総合高等学校の生徒たちのつくった舞台。 面白かった! 高校生たちの活き活きとした演技がとにかくすばらしい。2時間弱の間、めちゃくちゃ笑わせてもらったし、何とく切なくなったりもしました。 謎の怪獣ポルプトンの出現を背景に、文化祭の準備に勤しむ高校生たちの恋愛模様が語られるこの舞台には、どことなく前田司郎の小説恋愛の解体と北区の滅亡」を思わせるところがあって、宇宙人、怪獣、どんな非日常も、この世にあらわれた瞬間に日常と化していくし、そうせざるをえないという諦念もしくは開き直りを、「いわきから来た高校生」たちもいかんなく発揮しており、霞ヶ浦から怪獣が北上してくるというのに、彼らにはぜんぜん危機感がない。普段は陸上部が独占していて使えないトレーニングルームを使ってみたり、まるで時間が無限にあるかのように馬鹿話に興じてみたり、修学旅行の夜のように、誰が誰を好

    初恋のジェノベーゼは爪の味/五反田団といわきから来た高校生 - 未来の蛮族
    joruri
    joruri 2013/03/11
    いいな。見たい。
  • 東京の島々 III - 未来の蛮族

    東京の島々 東京の島々II 写真は八丈島の八丈富士。火山である。この山の火口のふちをぐるりと周ることを、「お鉢巡り」というらしい。僕はこれをやるために、東海汽船に一晩ゆられてこの島にやってきたのだ。結果から先に書いてしまうと、僕は「お鉢巡り」をやりとげることはできなかった。山から転げ落ちることが恐ろしく、途中で引き返してしまったのだ。「お鉢巡り」とは実に適切なネーミングだった。僕が歩くべき道は、まさにお鉢のふちのように薄く、鋭く切り立っていた。お鉢の内側に落ちたとしても、外側に落ちたとしても、よくて骨折、運が悪ければ即死したっておかしくないように思えた。 「ちょっと大袈裟に言い過ぎなんじゃないの?」なんておっしゃる方もいるかもしれない。正直、僕もそう思う。今回載せた写真を見返してみると、明らかに人がかんたんにすれ違うことができるくらいの広さがある……。だが、ちょっと待ってほしい。これはむし

    東京の島々 III - 未来の蛮族
    joruri
    joruri 2013/02/22
    素晴らしい。。
  • ブログがカナしくなる前に - 未来の蛮族

    はてなダイアリーが10周年を迎えるのだという。 10年……。もちろん、祝福したい気持ちはあるのだけど、どちらかと言えば、ゾッとしたというのが正直な感想である。 10年間もブログを書き続けるということに、言いようのない恐ろしさを感じてしまうのだ。 「ホットエントリーが、そんなにもうれしかったのかね?」 「そんなにも言葉を書き連ねて、いったい誰に何を伝えたかったというのかね?」 「十年ブログを続けても、まだ書くことが残っているのかね?」 内なる声が、ムスカ大佐の口調で僕を問いつめてくる。 不毛な論争にうつつを抜かしている間に、僕らはあっという間に年をとっていく。 実際、ブログを十年もつづけることは誰にとっても危険なことだ。 更新すればするほどに、ブロガーの文章は悲しみを帯びてゆく。 栄華を極めたようなアルファブロガーであっても、その例外ではない。だって、そうだよ。長い間ブログを書いていれば、楽

    ブログがカナしくなる前に - 未来の蛮族
  • 続・剛力天才論 - 未来の蛮族

    一昨日の私はどうかしていた。 剛力彩芽、その顔が天才だ! 「剛力さんの魅力を理解せぬ蛮族を、私が啓蒙しなければならない!」 今となっては信じられないことだが、どうやら私は気でそう考えていたようなのだ。 単に馬鹿げているだけでなく、あまりにも傲慢すぎた。私は、ほとんど宣教師のような心持ちだったように思う。これが私のミッションなのだ。そんな風に感じてもいた。 ところが、実際に起きたことは、まるで逆だった。教えられたのは私の方だったのだ。 ブログにつけられたブックマークには、傾聴に値する発言がいくつもあった。 id:ohnosakiko 芸能 顔のことばかり言われるけど、首から肩のラインがとてもきれい。長い茎の上にバラの蕾が載ってるみたい/個人的には懐かしいタイプの顔。太い眉と吊り気味の目は中原淳一の描いた少女に似ている。どこか昭和な雰囲気 このコメントを読んで、私は打ちのめされた……。ランチ

    続・剛力天才論 - 未来の蛮族
    joruri
    joruri 2013/01/19
    熱いな…
  • 剛力彩芽、その顔が天才だ! - 未来の蛮族

    私はこれまで、ただ自分のためにだけ、文章を書いてきた。他人のために文章を書いたことなど、一度もない。 ずっとそれでいいと思っていたし、今でも別に反省したというわけじゃない。 それでも、今回ばかりは特別だ。これから書く文章は、憤りによって書かれるべきものなのだが、私はこれを自分ひとりのものにはしたくないのだ。 これは義憤であり、公憤である。 何しろ、「剛力彩芽はブサイクだ」なんてふざけたことを口走る連中が大手を振って歩いているのが、今のインターネットなのだ。 誰かが何かを言わなければならない。 勘違いをして欲しくはないのだが、誰かのために書く、といっても、私は剛力さんのために書くわけじゃない。 彼女はそんなものは必要としないだろう。私は、剛力彩芽という革命にまだ気がつかないでいる、かわいそうなあなたがたのためにこそ、この文章を書きたいのだ。 memewデジタル写真集 剛力彩芽 Part1 作

    剛力彩芽、その顔が天才だ! - 未来の蛮族
    joruri
    joruri 2013/01/15
    なんか共感してしまった。これがわかっていて見出した人がいるっていうのが凄いのかもな。それにしても名文。
  • 正月 - 未来の蛮族

    もう正月は終わってしまったのだ、という現実をどうして受け入れることができない。 写真にゴミが映りこんでしまっているけれど、取り除く気力もない。もうこれはそのままでいい。 今年もよろしくお願いします。

    正月 - 未来の蛮族
  • 祖父の孫の長い旅 - 未来の蛮族

    これまでのあらすじ 左翼だったはずの祖父は、日の丸大好きっ子だった― その真意を確かめるべく、僕は祖父の言葉を探す旅に出た。 祖父の長い旅 祖父の長い長い旅 1982年。 それは沖縄が日に復帰して十年が経った年であると同時に、この文章を書いている人間が生まれた年でもある。祖父は、初孫である僕の誕生をこのうえなく喜んだというのだけれども、同じ年に祖父がのこした文章は、これまでない苦痛と混乱に満ちていた。 「われわれは嘘つきだ」 「沖縄の海が滅びるというのなら、それでもいい」 「私は無念だった。今でも夢にまでみる」 それが国会図書館にのこされた祖父の最後の言葉だったのだけど、正直にいえば、僕にはそれほどよい文章には思えなかった。強すぎる言葉は、つながりを欠いていて、全てが唐突に突きつけられているように感じられる。ブロガーの書く文章に似ているな、と思った。特に、はてな育ちで、Yを頭文字に持つブ

    祖父の孫の長い旅 - 未来の蛮族
    joruri
    joruri 2012/12/30
    ついに完結。
  • 祖父の長い長い旅 - 未来の蛮族

    それにしても、人類はなんと恐ろしいものを思いついてしまったのだろう。 その建物を前に、僕は人類の業の深さにおののいていた。 国会図書館。ここには、この国で発行されたほとんどの出版物が収まられているという。 インターネットは確かに偉大な技術だし、はじめて納豆をべた人間の勇気は永遠に称えられるべきだと思うけれど、人類史上最もヤバい思いつきをひとつだけあげるとするなら、やはりそれは「文字」にほかならないだろう。約五千年前に発明されたというこのテクノロジーは、はるか彼方の人間に声を届けることができるだけではなく、死者の声すら地上に留めおくことができるのだ。 時間と空間を超越し、生と死を弄ぶ。まさしく、神をも恐れぬ所業。人類の狂気の生み出した産物である。 僕は想像する。暗闇の中で、何百万もの生者と死者が、暗闇の中でじっと聴き手を待ちつづけている姿を。 何とも恐ろしい話だが、さりとて怖がってばかりも

    祖父の長い長い旅 - 未来の蛮族
    joruri
    joruri 2012/12/10
    続ききてた!/「彼らはきっと、僕に会うために、四十年も図書館のなかで待ちつづけていたのだ。」
  • 祖父の長い旅 - 未来の蛮族

    土曜の夜は、祖父母の家で夕を過ごすことになっていた。 波の上という街に住む祖父母の家には、泊大橋という橋をこえていかなければならない。橋から見下ろす港にはたくさんの貨物船が止まっていて、なぜかそれらの甲板には決まって大きな犬がいた。 どうすれば船のうえで犬を飼うことができるのだろう? 子供ながらにそう思っていたし、それは今でも解くことのできない疑問だ。もしかすると、あれは夢でみた風景だったのかもしれない。 祖母がくれるお菓子はいつも亀田製菓の「雪の宿」だったこと、テレビにはクイズダービーが映しだされていたこと、祖父母と同居するS叔父が僕たち兄弟に折り紙を教えてくれたこと、幼い時分の記憶はどれも断片的で、はっきりせず、たよりない。 なかでも祖父の記憶はおぼろげだ。 僕がかろうじて覚えているのは、部屋の片隅で、しずかに泡盛を飲む祖父の姿だ。ほんとうに水のように酒を飲む人で、それで乱れるという

    祖父の長い旅 - 未来の蛮族
  • エヴァンゲリオン殺人事件 - 未来の蛮族

    この度の新しい映画を鑑賞して、今更のように思い知らされたのは、エヴァンゲリオンはほんとうにひどいな、救いようがないな、ということだった。 我が眼を疑うほどダサい戦艦が空を飛び、船員たちが「ヨーソロー!」と唱和する。いつからエヴァワンピースになってしまったのか!? そう呟いてみても、むなしいだけだ。何もかもが狂ってしまった世界で、シンジくんはよく戦った。ベストを尽くした。 だいたい、心臓が停止するほどのビーム攻撃を受け、手のひらから肘までを刺し貫かれ、戦友を殺めさせられ、片腕を切断され、生皮を剥がされて、それでも戦うことのできる中学生なんて、世界中どこを探したっているはずがないのだ。いくらアニメとはいえ、あまりにも苛酷な状況をシンジくんは戦い抜いてしまった、そんな義理は何一つなかったのに……。 誰よりも勇敢だったシンジくんに対して、エヴァ世界の大人たちは何をしたというのだろう? 誰ひとりと

    エヴァンゲリオン殺人事件 - 未来の蛮族
  • 東京の島々II - 未来の蛮族

    一年ぶり二度目の神津島。 東京で一番かっこいいアニメイト。

    東京の島々II - 未来の蛮族
    joruri
    joruri 2012/06/26
    素晴らしい。
  • 子供の王国 - 未来の蛮族

    どうして、こんなことになってしまったのだろう。 この階段をみると、その疑問の答えも何となくわかったような気になる。おれには建築工学の知識が全くないので、もちろんこれは素人の印象に過ぎないのだけども、これでは全く強度が保てないのではないか。これほど頼りない階段をみたのは生まれてはじめてのことで、登っている間は全く生きた心地がしなかった。天井も、真横からみるとまるでウエハースのように薄っぺらい。こんな弱々しいものの上で、とんだりはねたりしていたかと思うと心底ぞっとした。そういえば、下の階には、人間の頭ほどのコンクリートの塊が転がっていた。ということは、それがいつおれの頭を直撃してもおかしくなかったってことだし、おれがいつこの屋根を踏み抜いてもおかしくないってことだ。 この建物のデザインは大変に素晴らしい。地形を活かして、建物の中に坂道があったりするところなんて最高に興奮する。どうってことのない

    joruri
    joruri 2012/02/17
    ドキドキとワクワクとゾクゾク。
  • 子供の王国 II - 未来の蛮族

    "the jewish pentagram"の文字。でもユダヤの魔法陣ってこんなにトゲトゲ多かったっけ? 謎の詩。字体からすると魔法陣を記した人物の作品だろうか。 謎の詩その2。字体からすると(略)。なぜかid:delete_allさんのことを思い出す。

  • 酒鬼薔薇聖斗 - 未来の蛮族

    それがどれだけ印象的な事件であっても、卑劣な犯罪を時代の象徴のように扱うのは慎むべきだ。ともすれば、おれたちはオウム真理教が起こした事件を、流行歌のように懐かしく思い返してしまう。青春時代の映画のように、世代的体験として消費してしまう。おれだってそうした楽しさを知らないわけじゃない。「ああいえば上祐」という言葉を聞くたびに胸に込み上げる、このノスタルジー! けれども、そうして、我々が思慮なく彼らの名前を呼ぶたびに、彼らの名前は永遠に近づいていく。ある意味では、我々は彼らの犯罪に加担してしまっているのかもしれない。罪深いことだ。殺した人間のことばかり考えて、殺された人間のことを忘れる。罪深いことだ。おれにはそれがどのくらい悪いことかを説明することができそうもない。何だかんだいっても、おれたちは人を殺してしまったわけじゃないし。それでも、彼らの人殺しに少しでも心を楽しませてしまったのなら。地獄

    酒鬼薔薇聖斗 - 未来の蛮族
  • 大山 - 未来の蛮族

    大山に行ってきました。子供や老人、チワワまでが余裕で山頂へと駆け上がってゆくなか、おれだけが尋常じゃなくへたばっていて、ザックをレンズでパンパンにしてしまったせいだ、荷物さえ軽かったらおれだって鼻唄混じりに登っているはず、なんて負け惜しみを頭の中で繰り返していたのだけど、今振り返ってみると、やはり、あの日あの山でいちばん体力が無かったのはおれだった、という事実は認めないわけにはいかない。こんな体たらくじゃあ、富士山に挑戦できるのはいつになるか分かったもんじゃあないし、ゴアテックスの合羽やシューズが完全に宝の持ち腐れになってしまう。

    大山 - 未来の蛮族
    joruri
    joruri 2011/11/30
    どうやったらこんな写真が撮れるんだ…/大山は俺も去年登ったけど、スイスイ登ってく子どもたちに完全に敗北した。
  • 金沢、ひがし茶屋街 - 未来の蛮族

    ひがし茶屋街ではボランティアらしき男性がお座敷文化のことをいろいろと説明してくれたのだけど、何と言うかこう、独特な雰囲気を持った人だったね。良くいえば貴族的、悪くいえば高慢な感じでさ。「来であれば一般人は絶対に入ることはできませんよ」ってフレーズを十二秒に一回は話に織りまぜてくるわけよ。おれなんかは、ほら、労働者階級に属する若者だからさ。そういう話をきくとだんだんイライラしてしまったりするわけよ。でも、一方で、「もし家を建てることがあったら、この中庭の造りはぜひとも真似したいもんだなあ……」なんていうプチ・ブル的な心性を発揮してしまったりもして。 そんな日和った態度をプロレタリアートとしてのおれは許さないよね、当然。貧乏人が金持ちの文化に憧れたって空しいだけやろ的なことまでいいだしはじめるわけよ。そしたら、小市民のおれもさ、綺麗なもんを綺麗と言って何が悪いんやって反論するしね。お互い一歩

    金沢、ひがし茶屋街 - 未来の蛮族
    joruri
    joruri 2011/11/22
    金沢って行ったことないや。行ってみたい。