自己紹介と「前口上」 by ロゼッタストーン 人には誰でも、隠されたものを暴きたい、知りたい、理解したいという衝動があると思う。私は物心ついた時には既にバリバリの理系人間だったが、中学の頃から古代文字の解読物語を読むのが好きだった。自然界の謎と古代の謎は、私の頭の中では同列に置かれた強い興味の対象だった。 エジプト象形文字(ヒエログリフ)、クレタ島の線文字 B、メソポタミアの楔形文字、あるいは突厥の古代トルコ文字とかの解読物語を読んでは、いずこかの砂漠か、ジャングルの密林の中か、或いは海の底から、新たに発掘された古代遺跡から発見された奇怪な古代文字の解読に挑むことを夢見たものである。 「ロゼッタストーン」という、いささか不遜なハンドル名の由来である(笑)。 「奇妙な文字に対する愛着」はその後も変わらず、高校の時にロシア語を独習したりしたのは、ロシア文学が好きだったせいも