花見スポットとしてにぎわう靖国神社(東京都千代田区)で、区内出身の大学院生らがかわいいを意味する隠語「萌(も)え」のアニメキャラクターをプリントした「萌えるごみ袋」を販売している。「燃えるごみ袋」の語呂合わせで、うたげの後のごみ始末を訴える。 千代田区出身で現在も区内に住む慶応大大学院生、林正道さん(25)は地域振興策が研究テーマの一つ。「オタク発祥の秋葉原を抱える千代田区で『萌え』キャラクターを活用できないか」と考え、昨年末、幼少時から親しんだサクラの名所・靖国神社での「ごみ袋」販売を思いついた。 「ダジャレ感覚が必ずヒットする」と、自己資金や同じ研究室の有志らのカンパで170万円を集め、45リットル袋15万枚を発注。協力依頼を受けた区観光協会も販売ブース提供や清掃用として一定量の購入を決めた。 ごみ袋に描かれるキャラクターは、漫画の得意な慶応大OBに依頼。高校に入学したばかりという設定