「私の人生に大きな失敗はない」−。「世界一の美女」を決める2010年ミス・ユニバース世界大会の最終選考会で審査員の質問にこう答えたフィリピン代表のビーナス・ラジさん(22)の発言が、米国メディアの注目を集めている。ミス・ユニバースには23日、メキシコ代表のヒメナ・ナバレテさん(22)が輝いたが、話題の中心はラジさんだ。前評判が高かったラジさんだが、ラスト・アンサーは審査員たちの不評を買い、その明暗を分けた。本命候補の不覚 米国ネバダ州ラスベガスで開かれていたミス・ユニバース世界大会の23日の最終選考会に残ったのは、参加83人中上位の5人だけ。「最後の難関」とされる質疑応答用の質問内容をくじ引きで決めた。問題の質問を引き当てたのがフィリピン代表のラジさんだった。 「あなたの人生最大の失敗は何ですか。そして、あなたはそれを克服するために何をやりましたか」 審査員の男性がこう尋ねると、ラジさんは