明治ホールディングス(HD)は14日、2020年に向けた長期経営指針「明治グループ2020年ビジョン」を策定したと発表した。グループの各事業のシナジー(相乗)効果をいち早く上げる狙いがある。 現在の事業会社である明治乳業、明治製菓のグループ各事業を2011年4月1日付で再編。具体的には菓子や乳製品などを製造・販売する食品事業会社を「明治」(東京都江東区)とし、医薬品や農薬などを製造・販売する薬品事業会社を「MeijiSeika(メイジセイカ)ファルマ」(東京都中央区)とする。「乳業」「製菓」の各社名は消滅することになる。また、2020年度の数値目標として、売上高1兆5000億円、営業利益率5%以上を打ち出した。 明治HDは09年4月、明治乳業と明治製菓が経営統合し、発足していた。