アクセシビリティ改善の例としてWindows Vistaを取りあげて説明。Vistaではまず、ユーザーのアクセシビリティ機能へのアクセスを容易にした。Windows XPまではそういった機能がユーザー補助やユーティリティマネージャ、コントロールパネルの各設定といったようにばらばらに存在していたが、それらすべてを「簡単操作センター」にまとめてアクセスを容易にした。また、ログオン画面ではアイコン表示によるアクセシビリティ機能切替を可能にした。 そのほか、音声認識機能を新搭載したほか、最大16倍の拡大鏡、ナレータ機能(標準では英語音声のみ)などを搭載し、アクセシビリティ機能の推奨案設定ウィザードの改善を行なった。そのほか、音声認識機能の新機能として、画面の9分割を繰り返して目的をクリックする「マウスグリッド」や、ウィンドウ内の要素や選択肢をナンバリングして音声で選択可能にする機能などを紹介した。