本連載の第11回などで述べたように、クラウドは一時の流行ではない。着実に進行しつつあるメガトレンドだ。既に確立したメガトレンドにキャッチーな名称を付けただけと考えたほうがよいかもしれない。 クラウドのような新たなメガトレンドが生じたときには、ベンダーは躊躇なく自社のビジネスモデルを適合させる必要がある。このことは、1990年代にオープンシステムの普及が始まった際、「オープンなシステムで他社と価格競争を行なうなど愚の骨頂、独自システムで顧客を囲い込んでこそ利益を上げられるのだ」と古いビジネスモデルに固執していたベンダーがどうなったかを考えてみれば、容易にわかることだ。 では、クラウドへ向かう動向は、IT業界の競合構造やベンダーのビジネスモデルにどのような影響を与えるのか。ITベンダーがクラウドでどのようにして収益を上げられるのだろうか。これは、以下の3つの方向性に分けて考えるとわかりやすいだ
5月に購入した、エアコンのエコポイントの申請をしてみた。 まだ登録はしてないので、使い勝手の確認はできてないのだけど、例のeTaxよりは5000倍良好な気がします。 と感じていたのだけど、特に問題なく登録できた。登録画面で、データをせっせと入力しても、最終的には、印刷して、領収書と、保証書を郵送するあたりは、ちょっと、手間だけど...(郵送代かかるし、印刷した紙はエコじゃなないなあ、さらに、保証書はコピーだし、これも、紙の無駄) Force.com上で、印刷画面をTableを駆使して、ページングまでできているのは、ちょっと、感動。 PDFにしないで、HTMLだけでがんばっています。それなりに苦労しただろうなあ。それとも、らくちんなんだろうか? Force.comでがんばってますね 入力画面の例、バリデーションしている。情報としては、住所や生年月日等、個人情報満載。 このデータが、海外のサー
2009年7月3日に東京都内で開催された「IT Japan 2009」で、ローソンとオムロンのCIO(最高情報責任者)が「絶対に削減しないIT(情報技術)投資、この際一気に削減するIT投資」をテーマに対談した。 ローソンの横溝陽一・常務執行役員CIO ITステーションディレクターは現在重視しているIT投資の方針について、「小売業の変化は激しく、早期に変化を読み取って対応する必要がある。顧客情報や売り上げ情報などの分析力を武器にして、行動に結び付けられる企業になるための取り組みを進めている」と話した。 一方で、オムロンの樋口英雄・執行役員常務グループ戦略室長は、「昨今の不況でオムロンの業績はとても厳しい。事業構造を抜本的に変えつつITそのものの構造を変える取り組みを進めることで、何とかこの危機を乗り越えようとしている」と説明した。 アーキテクチャーを変えればコストは下がる 最近のコスト削減に
機能もUIも少しずつ変化していくのがクラウドの常で、Google/AmazonなどのようなSaaS的なものでは、皆さんもなじんできたかとおもいます。ではPaaSではどうでしょう。ある時点のリリースのPaaSの上でユーザーなどが開発したアプリケーションがあるわけです。そのPaaS自身が自動的にリリースアップしていくとどういうことになるか考えてみました。 企業システムで言えば、例えば、ある時点でWindowsが勝手にリリースアップするようなものです。企業アプリケーションにとっては一大事です。今までの普通の企業アプリケーションであれば、新しいWindowsですべてのアプリケーションを稼動検証のテストをしてからWindowsをリリースアップするわけですが、クラウドで膨大な数のユーザーが存在すると、足並みをそろえてテストするなどとはいきません。何月何日からリリースアップしますと宣言し、自動的にリリー
雨は雲の中から降ってくる。しとしと程度の雨だったら「こういう刺激もいいね」と好意的に受け止めるが、土砂降りになれば泥まみれになる。今のクラウドコンピューティングは、まさにゲリラ豪雨のような勢いだ。大量の情報がITベンダーから一気に押し寄せてきている。 「新しいサービスというが、そのクラウドコンピューティングが何を提供するのかという肝心な説明がない。単なる新しいデータセンターの話に終始している。物理的なインフラと、インフラの使用用途を混同しているのではないか」。IT部門出身のシステムコンサルタントである東山尚氏は、こう話す。 同氏が気にするのは、クラウドコンピューティングがITベンダーの視点でばかり語られていることだ。将来、すべての企業情報システムがクラウドに飲み込まれてしまうという観測が流れるほど。「自社システムの将来はユーザー企業が決めることだ。クラウドコンピューティングというはやり言葉
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