早朝便の利用のため、空港で一夜を明かす旅客ら。警察官が身分証の確認をして回っていた=5日夜、成田空港で 成田空港の国内線に昨年夏から就航した格安航空会社(LCC)の早朝便を利用しようと、空港で一夜を明かす旅客が増えている。百人以上が滞在する日もあり、成田国際空港会社(NAA)は警備などの関係で禁止していた未明の施設内での出発待ちを容認。二十四時間営業のコンビニも誘致するなど対応に追われている。 夏休みシーズンの七月末、夜明け前の第二旅客ターミナルビルのベンチには、LCCで行楽地などへ向かう若者らが座っていた。鹿児島県に向かう男子大学生(19)は「移動日の時間を有効に使えるので早朝便はとても便利」と話した。