サイホンコーヒーの元日本王者らが淹れるコーヒー店「彩本堂(さいほんどう)」が長野県小諸市に開店した。なぜかミニ盆栽と一緒に出てくる。香りや味を言葉でなく情景として感じてもらう試みで、「『おいしかった』でなく、不思議な感覚になってほしい」。飲んでおしまいでなく、店を出てからも余韻とともに小諸の歴史や文化、自然を感じる新しい喫茶体験の創造に挑む。 日本大会優勝の味サイホンは、化学実験で使うようなガラスの機器で、水蒸気圧を利用してコーヒーを高温で素早く抽出できる。同店によると香りの余韻が長く続くのが特徴で、飲んだ後に声を発したりすると香りが喉から上がってくるという。 彩本堂は、何人ものトップバリスタ(エスプレッソの専門家)を育成したことなどで知られる丸山珈琲(本社・軽井沢町)の元社員で、サイホンに魅せられた3人が開業メンバー。 代表の梅谷匡尚さん(37)は、約5年前まで小諸市にある焙煎の工場長を
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