宮城スタジアムで9日行われたベガルタ仙台―広島戦では、渋滞に巻き込まれて試合開始に間に合わない観客が続出、スタジアム周辺の交通事情の悪さがあらためて浮き彫りになった。 渋滞は開場1時間前の午前10時ごろから発生。時間とともに混雑に拍車が掛かり、最寄りのJR利府駅からのシャトルバスの所要時間は通常15分が、ピーク時には30分以上を要したという。仙台市太白区の会社員男性(56)は「宮スタの試合は初めてだが、アクセスは最低。満員のバスで立ちっぱなしはきつい」とぐったり。 約2000台分を確保したスタジアム駐車場は正午ごろには満車。急きょ近隣の県サッカー場や利府中央公園野球場などの駐車場を開放して対応したが、マイカー客からは不満の声が続出した。 仙台市青葉区の会社員木村真也さん(36)は「正午に着くように家を出たが渋滞で30分遅れ、臨時の駐車場からスタジアムまで歩いて30分。こんな会場の試合