本エントリは鈴木芳樹さんに捧げるものである。 はてなのユーザ層に関して、ギーク層が目立ちがちだがライターなど文化系の書き手が多いというのを以前から思っていて、その証拠というわけではないが、およそこの一年で単著を出した文化系はてなダイアラーをまとめてみようと思う。 文化系の定義についてはwikipedia:文化系をどうぞ。上に書いた趣旨のため技術系の専門書は外させてもらう。また、もともとライターなり評論家なりで一家を成している方、つまり既に単著を何冊も出している人も勝手ながら除かせてもらう。もしこの条件で以下紹介されていない人がいたら、それは単にワタシが知らなかったためで他意はないことを予め書いておく。 さて、文化系はてなダイアラーといえば、まず何より文化系女子叢書と銘打たれた吉田アミさん(id:amiyoshida)の初の単著『サマースプリング』を紹介しなくてはならない。 サマースプリング
いきなり「読むべき」なんて偉そうなこと言っちゃってすみません>< たぶん、銀英伝好きな人に銀英伝のどこが好き?なんて聞いたとしても、きっとその答えは十人十色な感じがするから、みんなにおすすめできるわけじゃないかもしれないんだけど…! 銀英伝の出だしのお話は、ぼくの大好きな主人公(のひとり)であるヤン・ウェンリーの所属する部隊が、戦闘に突入し、上司である艦隊長が負傷したことから、現場の指揮を代行して、見事に艦隊の危機を救う…! なんて感じだったよね! 銀英伝だいすき! 皇国の守護者の主人公も、似たような境遇に立たされ、その軍事的センス(本人曰く人殺しの才能)を如何なく発揮し、部隊を救おうとがんばります! 上層部の戦略上の失策を憂いつつも、主人公が現場の戦術レベルでなんとか善戦し、一介の下士官から英雄になってゆく…、そんな感じのお話が好きな人なら、きっとハマれると思うよ! ぼく自身、読み始めた
2008年06月14日22:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 文士は食わねど高楊枝 - 書評 - 若者は何故正社員になれないのか 「40歳からの肉体改造」と一緒に松本様より献本いただいたのが、こちら。 若者はなぜ正社員になれないのか 川崎昌平 なんという釣りタイトル。 たとえば「晋遊舎m9」とか、「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」のような本を期待すると、えらい肩すかしを食う。 なぜなら、確かに著者は若者で、そして正社員になれないのだが、「正社員になれない若者」という名の集合に入るとは言い難いからだ。 本書「若者は何故正社員になれないのか」は、執筆時に26歳だった著者が、就職試験を受けては玉砕し、その様子を書き綴ったルポタージュ。なのだけど.... 目次 - 筑摩書房 若者はなぜ正社員になれないのか / 川崎 昌平 著にないので手入力 序章 定職がほしい 第1章 とにかく落ち続ける
ウェブ3.0とは何か この春ごろから、ウェブ3.0という言葉が急に大まじめに語られるようになってきている。少し前までは「3.0」というのは冗談のタネでしかなかったが、そうではなくなってきたようだ。 たとえばイギリスの新聞ガーディアンは2月に、「ウェブ3.0はパーソナライゼーションとレコメンデーションだ」と評するJemima Kissのコラムを掲載している。またアメリカのブロググループはReadWriteWebは昨年初めに「ウェブ3.0って何だろう定義コンテスト」を開き、その話を題材にして「Web3.0はパーソナライゼーションなのか?」という記事を書いている。日本語訳はこちら。 また日本でも、技術評論社のWeb Site Expert誌が5月24日発売の最新号で、「Web2.0の次の波」という大がかりな特集を組んでいる。 ではウェブ3.0とはひとことで言えば何なのか。 先ほどのReadWri
10 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/02/12(月) 15:47:58 ID:FJK45WsJ
安藤氏の著作を読むたびに激しい嫉妬に駆られる。消された真実に肉迫する狂熱の騎士の物語というべきか。 盲目的な偏見や卑しい捏造の嵐を突破し、偽者の禁忌に勝手にひれ伏す臆病者や愚か者をなぎ払う。 強大な敵に打ちのめされ、傷つきながらもその果てに辿りつく真実はどれも衝撃的で美しい。胸が熱くなる。そしてやはり嫉妬に駆られる。 安藤健二氏の新作「封印されたミッキーマウス」の帯にコメントを書かせていただいた。おそるべきデビュー作「封印作品の謎」以来、ずっとファンだったので願ったりかなったりである。 ずいぶんと大仰な文句だと自分でも思うのだが、それでも間違っているとは思わない。つまらない噂や偏見、ヒステリックに騒ぐ愚か者によって、いとも簡単に表現作品がこの世から消されてしまうという恐ろしい真実に迫る安藤氏の本は「下手なミステリよりも刺激的で昂奮させられる」とミステリ評論家などの間でも人気を博しているのだ
はじめに この5冊のリストは、「短期間で読めるようになる」という目的に特化したリストです。私自身のことを考えますと、英文が読めるようになったのは結局、この5冊に負うところが大なのです。 うち4冊は、受験勉強時に利用した参考書です。 受験というのは期間が限られていて、心理的には追い詰められています。したがって受験生は、とにかく短い時間で、最小限度の能力だけは身に付けたいと切望していますから、供給されるテキストもよくニーズに合っているわけです。 つまり、短期間で一定の能力を確保するのに、受験参考書を探ってみるというのは、いい方法だと思います。 NEW・山口英文法講義の実況中継―高2~大学入試 (上) ごく基本的なことのみが書かれています。本書は、一ヶ月もかけて読むようなものではありません。できれば、三日で読み終えてしまいましょう。読むのが速い人で、少々時間があれば、一日で読み終わります。 ただ
毎年この時期になると、「東大教師が新入生にオススメするベスト100」という企画で紹介してきたが、飽きた。 ほとんど変わり映えしないリストにも飽きたし、毎年「ベスト1はカラマーゾフ!」とハヤすのも飽きた。カラ兄が最高であることはさんざん宣伝してきたから、皆さんご承知だろう(異論・反論大歓迎、これを超えるものがあるならね)。 だから、今回はスコープを広げてみる。 ■ この企画の趣旨 東京大学に限らず、新入生を迎えるにあたって、センセイたちは思うところがある(はずだ)。ゼミにくる前に、せめてこれぐらいは読んでおいてもらいたいと望んだり、若かりしころハマった本で自分語りをしてみたり。そうした願望を吸い上げているところもいくつか見つけた。以下のとおり。 リスト1 「北海道大学教員による新入生への推薦図書」 リスト2 「京都大学新入生に勧める50冊の本」 リスト3 「広島大学新入生に薦める101冊」
【本の概要】◆今日は月初から「スゴ本」のご紹介。 仕事をする上でも、勉強をする上でも必須とも言える、「集中力」を高めるご本です。 参考までに、本の帯のフレーズを。30年にわたる研究から導き出された、集中力研究の第一人者による認知心理学的集中術を大公開! 刺激に振り回されず、自分の思いどおりに意識をコントロールする超実践術。 「1日に目にする広告3000件」時代の必読書 かなり本格的な内容にちょっとビックリ(汗)! いつも応援ありがとうございます! 【目次】はじめに ●集中力で差がつく ●集中力の3つのタイプ ●集中力の研究をはじめたきっかけ ほか 第I部集中ゾーンを知る 1・集中ゾーンとは何か? ●集中力と刺激の関係 ●逆U字型カーブ ●集中ゾーンに入る ほか 2・3つの行動パターン ●熱しやすく冷めやすいタイプ ●刺激の不足と過剰─永遠の振り子運動 ●過剰な刺激がもたらす「超高速モード」
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 姪のプレゼントを買うという友人と雑貨の店に行ったときのこと。同じ子供用の玩具を二つレジに持っていこうとするので「別々のものにしないの?」と訊ねると、「喧嘩するからね」という答えが返ってきた。姪は二人。妹はなんでも姉のマネをして欲しがるのだという。ふーん。うなずいたものの、取り替え、喧嘩したりしながら遊ぶのがきょうだいなんじゃないか。ささいな違和感、どうもそれは古い考えらしいと『普通の家族がいちばん怖い』で悟った。 本書は、食卓から「家族」を考えようという試み。総計223世帯の母親へのアンケート調査とグループインタビュー(1999~2000年、2004より2005年)をもとにした報告書だ。同様の調査をまとめた本としては、3冊目にあたる。今回のテ
追記:いただいたコメント等について(2/2) - I 慣性という名の惰性 I ⇒新人の面倒を見る羽目になった人向けの本リスト:中編 ⇒新人の面倒を見る羽目になった人向けの本リスト:後編 先のエントリーのはてブコメントで「社会人向けに勧める本はないのかよ」とか「you、本で荒稼ぎしちゃいなYO!」いうリクエストをいただいたので二匹目のどじょうを狙って書いてみる。 今回対象とするのは「新人の面倒を見る羽目になった社会人」の人たち。まあ社会人2年目以降はほぼ全員にこのタスクが割り振られるリスクがあるんだが、なぜか企業が社員向けにこのへんの研修をやっているという話は聞かない。かなり重要なタスクだと思うんだけどなあ、ということで書いてみる。相当程度自戒と反省の念を込めて。 と思って書いてたら激烈に長くなったので前・中・後編に分けることにした。あと「本の数が大杉だろJK」ともいわれたので1エントリあた
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