結婚の報告を兼ねた忘年会で、数年ぶりに何人かの顔を見る。 昔からの仲間たちに触発され、自分の青春はいつだったのか帰り道ふと考える。 青春というからには楽しい日々だったに違いない。 高校生の頃のことはよく覚えていない。もう連絡の取れる友達もいない。ただ過ぎていく毎日だった。 大学時代はもっぱらネットに入り浸っていた。私の大学生活は IRC でありブログ…当時はウェブ日記…だった。 濃密な体験だったけれど、楽しかったと素直に言えない青臭い屈折があった。 最初に勤めた会社は、楽しかったというには働きすぎていた。かわりに学びは多かった。 まあ有り余る体力に任せ仕事の後も遊んでいたから楽しいことも少しはあった気がする。 でも私にとって青春の日々と呼ぶにふさわしいのは、 最初に職場を変えやさぐれていた頃だったと思う。 週末の夕方遅く起きた私が部屋でぼんやりネットをみていると、同じ沿線に住む前職同期入社