保護された小型犬=23日午後、岡山市北区の岡山県動物愛護センター、西山写す 23日午前8時ごろ、岡山県吉備中央町尾原の山中で捨て犬を保護したと近くの住民から岡山北署に通報があった。19日以降、地元住民や町職員らが計12匹の小型犬を見つけており、同署は何者かが捨てたとみて動物愛護法違反(愛護動物の遺棄)の疑いで調べている。 吉備中央町によると、1匹を保護した住民から「他にも多数の捨て犬がいる」と19日に連絡があった。20日に町職員が3匹、その後も住民が8匹を保護。集落から離れた山中の河原や空き家などでうろついていたという。まだ目撃情報があるため24日以降も町職員が捜索する。 23日までに保護された12匹のうち1匹は地元住民が飼うため連れ帰った。残りのトイプードル5匹、ポメラニアン3匹、ペキニーズ2匹、ヨークシャーテリア1匹は県動物愛護センターに預けられた。いずれも成犬で首輪はなかった。