自動的に壁が起きる陸上防波堤 日立造船が受注開始 (08/09 17:24) 公開された水の力で自動的に壁が起き上がる新型の陸上防波堤=9日、大阪府堺市 日立造船は9日、モーターなどの動力を使わず、津波の水の力で自動的に壁が起き上がる新型の陸上防波堤の受注を始めたと発表、報道陣に製品を公開した。東日本大震災を受け、津波対策の強化を急ぐ自治体や企業からの受注獲得を目指す。 海岸沿いや海に近い建物の近くに伏せた形で設置。起動する際の人による操作が不要なため危険が減るほか、普段は人や車の行き来を妨げない利点もある。同社は、同じ原理を使う海底設置用の防波堤も開発している。 同社堺工場(堺市)で公開されたのは、幅2・7メートル、高さ1メートル、厚さ7・5センチの小型タイプ。 < 前の記事 | 次の記事 >