高校生の娘が居る、父親の立場の者です。 いよいよ夏本番を迎え、今日娘が妻の両親から買って貰った浴衣を着て、私に見せてくれました。 その浴衣姿があまりにも可愛く、私はカメラで写真を撮りまくりました。 幸せな時間でした。 しかし撮影後、娘の言葉に私は地獄に突き落とされました。 「北野君(仮名)も喜んでくれるかな」などと口走ったからです。 北野(仮名、なお且つ呼び捨て)とは、娘の彼氏です。 この浴衣を着て二人で夏祭りに行きたいなどと言うのです。 許せません。 親の私が可愛いと思うのですから、娘のことが好きな北野(仮名)は絶対可愛いと思うはずです。 いえ、それどころではありません。 もしかしたら、親なら絶対思いもしない事を考えるかもしれません。 「典子(仮名)の浴衣姿って可愛いな。手を繋いじゃおうかな。肩を抱いちゃおうかな」 まあ奴も男だから、それ位は想定内です。しかし更にあまつさえ、 「浴衣の帯