出発に至るまで 「自分達にできること」 それを模索して、我々を含め、いろんな業界の方々が、いろんな結論を出して、 いろんなかたちで、支援を行ってきたし、今もそれを続けている。 ただ、震災から4ヶ月経って、一番怖れていたことは、被災された方々への想いが、風化することだった。 当時、義援金や支援金は、それ自体一番即効性のある支援のかたちだろうと思っていたら、 どうやらそれ自体も様々な事情のせいで、「即効性」はないことが分かった。 そしてtotsugi式の仙台公演にしても、劇場の屋根が崩れ落ち、 代わりの劇場もみつからないという仕方ない事情こそあれ、 本来一番【自分達にできること】であろうはずのことができなかった。 なにもできていない自分に、焦る気持ちが募る‥‥。 だが、俺はなにをしたらいい?なにをしたら、ほんの少しでも被災地の為になれる? そんなことを考え、今にして思えば短絡的だが、フ