レバー、カキ(牡蠣)、カツオ、納豆、小松菜、ヒジキ…。共通するのは、栄養素の1つである鉄分を多く含んでいることだ。特に女性はダイエットによる偏食などが原因で鉄分も不足がちという。猛暑続きで体力アップも図りたい夏。鉄分を補給する方法や、「食中のお茶を控える」といった、意外な注意点について専門家に聞いた。(川村達哉)関連記事ペットボトル症候群に注意「糖分意識し…肥満防止?“レアシュガー”使った料理…記事本文の続き まず、鉄分はどんな働きをするのか。 「主に血液の材料となって、体中に酸素を運ぶ役割を担った栄養素です」と、日本栄養士会の栄養ケア・ステーション管理栄養士、中村玉絵さんは話す。 鉄分(鉄)には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類がある。前者は、肉や魚など動物性食品に多く含まれる吸収率の良い鉄分。後者は、野菜や豆類、海藻など植物性食品に多く含まれるが、ヘム鉄に比べて吸収率が格段に低い。 非