センバツ初日となる21日の第3試合で履正社(大阪)と対戦する小山台高校(東京)は、都立高校として初のセンバツ出場となる。 昨秋の都大会は早実、堀越など私学の強豪校を破ってベスト8入り。「平日の練習時間は90分」「学校のグラウンド使用は週3」など極端に制約の多い練習環境下で力をつけ、「21世紀枠」で選出された。都内屈指の進学校でもある「都立の星」を率いる福嶋正信監督(58)に話を聞いた。 ――グラウンドは「60メートル×90メートル」と狭く、練習時間も限られています。制約が多いですね。 「ウチは、甲子園を狙う高校で『日本一、練習量が少ない』と自負してます。夕方の5時が下校時間だから、アップもクールダウンもありません。授業が終わったら、教室から校庭までダッシュです。それでケガをしても仕方ないと割り切ってます。グラウンドが使えない時は学校の駐車場などでバドミントンのシャトルを打ったり、玄関
「まるで『ビー・バップ・ハイスクール』のような中学時代でした」 九里亜蓮は昔をこう振り返る。「ビー・バップ――」とは、主人公の不良コンビが毎日のようにケンカに明け暮れる80、90年代にヒットした人気漫画のことだ。 鳥取県米子市でアメリカ人の父、マーク・アントニオ・シェックさんと母、早登江さんの間に生まれた。父はブレーブス傘下の3Aで遊撃手としてプレーした元プロ野球選手。大学までは野球の他にアメリカンフットボール、バスケットボール、アイスホッケーの4大スポーツを並行してやっていた。アスリートの才能を受け継いだ九里は言う。 「体は強いと思います。これまでケガをしたことがないんです。肩とかヒジが痛くなったことも一度もない。これは父のおかげかもしれません」 父に付いて小3で渡米したものの、1年で帰国。小6の時に両親が離婚した。早登江さんは父親代わりとして営業の仕事に従事するようになった。出
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