ネット上の出来事やブーム、コンテンツなどを深読みする本連載。第1回に続いて、CGMとマスメディアの関係性について考えてみる。 前編で解説したように、取材し原稿を書く人間は相手の様子や話の流れを勘案し、聞いた話を複合的に判断している。また彼らは読者よりニュースソースに近い位置におり、当然多くの副次的な情報もつかんでいる。 だがやっかいなことに、ニュースソースに近いこと、余分な情報をもっていることが裏目に出るケースもある。例えば取材される側と親しければ、ナアナアの原稿になる可能性が生まれる。また副次的な情報に惑わされ、深読みしすぎてまちがえるケースもありえる。情報の多さが逆に、悪い意味での予断を生むのだ。 取材者より客観的な目をもつブックマーカー 一方、コメントをつけるブックマーカーは余計なことは知らない。書かれているものを読み、きわめてシンプルに審判を下すだけだ。ある意味、筆者より客観的に記
![「ブクマ・ジャーナリズム」はマスコミを屈服させるか?(後編) (1/2)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/16854caddc2977be8f0f95976f927c0f41129599/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2008%2F01%2F11%2F768658%2Fl%2Fe46b52f44bcb4001.jpg%3F20200122)