稀代の食いしん坊は編集長になった今も「大石勝太」のペンネームで、多数の記事を執筆している(撮影/植田真紗美) 編集部は総勢12人。毎号、30人以上のライター、カメラマンが誌面作りに参画。数週間の間に、掲載する数十軒ものお店の試食を繰り返す。売り上げ部数を決める特集のテーマと表紙写真は植野自身が決める(撮影/植田真紗美) 「dancyu」の編集長となり3年。植野広生さんの気さくな人柄と確かな舌は、メディアにもひっぱりだことなった。雑誌は、「グルメ」のためではなく「食いしん坊」のために作る。何より植野さんが、味だけでなく食べ方にもこだわる食いしん坊だ。父もまた食いしん坊。遊び心をただ持てばいいという父の言葉通り、おいしいものがあれば、どこにでも飛んでいく。 【写真】編集部は総勢12人。毎号、30人以上のライター、カメラマンが誌面作りに参画する * * * 1990年12月6日。日本で初めて
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