サントリー社長の新浪さんが経済同友会のオンラインセミナーで問題提起した“45歳定年問題”が尾を引いています。 「45歳で辞めさせるとは何事か」と怒っている中高年も多いようですね。とはいえ、この問題は単なる経営者のエゴといったレベルの話ではなく、いくつものテーマが絡み合った複雑なものです。 いい機会なので論点を整理しておきましょう。 新浪さん一人が悪いのか ちょっと冷静に考えてみてほしいのは、今の50代(バブル世代)を新卒採用した時には、企業は定年を55歳と考えていたこと、そして、まさか日本経済がこれほど衰退するとは予想していなかったという事実です。 本年度より、高年齢者雇用安定法が改正され、企業には従業員を70歳まで雇用する努力義務が課されます。 長期にわたり日本経済を衰退させておきながら、後付けルールで定年を15年も伸ばしたら、新浪さんに限らず「これ以上、何十年も前に雇った従業員の老後の

