国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は30日までに、北京市の司法当局が、チベット騒乱で拘束されたダライ・ラマ14世支持者らに対する公正な裁判の実施を訴えていた滕彪、江天勇両弁護士の弁護士資格更新手続きに応じていないことを明らかにした。 ヒューマン・ライツ・ウオッチによると、司法当局者は同市の弁護士団体幹部らを呼び出し、チベット騒乱が政治的に「デリケートな問題」であることを理由に弁護依頼を拒否するよう通告。受け入れない場合、滕弁護士らと同じように登録更新に応じない可能性があると警告したという。 滕弁護士らの登録更新期限は31日で、更新できなかった場合は弁護士資格を失う。(共同)