【香港=竹内誠一郎】香港の人権団体・中国人権民主化運動ニュースセンターは7日、中国当局が10月の中国建国60年を前にした治安対策として、8月上旬からチベット自治区や四川、青海省などのチベット族居住区に、全国各地から特殊警察部隊など計5000人を派遣していると報じた。 警察官らはチベット居住区辺境の派出所などに10月上旬まで配置されるという。同センターは目撃者の話として、チベット族と当局の衝突が頻発する四川省アバチベット族・チャン族自治州では、武装警察官の装甲車や軍の戦車が「至る所で見られる」と伝えた。