「文化虐殺が起きている」=中国語強制使用でダライ・ラマ 「文化虐殺が起きている」=中国語強制使用でダライ・ラマ 来日中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は15日、広島市内で記者団と懇談し、中国のチベット族が中国語使用を強制されている問題について「意図的か意図的でないかは別にして、ある種の文化虐殺が起きている」と批判した。 ダライ・ラマはこの中で、チベット自治区ラサの人口の3分の2を漢族が占めていることや商店経営者の多くが漢族である現状を説明。中国語を使えないチベット族の青年が就職で難しい環境に置かれていることなどを指摘した。 一方、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を機に悪化した日中関係に対しては、「答えるのは難しい」として論評を避けた。 ダライ・ラマは14日声明を出し、今年のノーベル平和賞受賞者で服役中の中国の民主活動家、劉暁波氏について「中国政府が他の政治犯と共に釈放するよう