オーストラリア海軍 (RAN : Royal Australian Navy) の次期潜水艦調達計画・Project Sea 1000 は、とりあえず「フランスの DCNS を優先候補に選定」という結論に落ち着いた。いっとき「日本有利」との報道が流れたこともあったので、「いけるんじゃないか」と思っていた人もいたと思う。 この件については、同じ「売れなくてガッカリ」でも、二種類のガッカリがあるはず。つまり「優秀な国産装備が世界を席巻する」という夢に破れた人と、「"武器輸出三原則の規制を緩和したせいで、日本が武器輸出大国になった" といって叩いてやろう」という夢に破れた人。 個人的には、この結論は「だからいわんこっちゃない」に尽きる。なにも武器輸出の世界に限ったことではないけれど、モノがよければ売れるとかいう単純な話ではないし、ことに武器輸出の場合、政治が絡む。 オーストラリアみたいに、すでに