大半の企業は「増税延期」とタカをくくっていた 5月中旬、某ITソリューション系企業を訪問した際に聞いた話である。担当の方が、こんな心配をしていた。 「中小企業向けの消費税・軽減税率対応ソフトが売れていない。導入まであと1年を切っているから、このままでは来年春までに対応が間に合わないかもしれない」 つまり軽減税率という変な仕組みができるので、増税後は同じピザ屋さんでも店内で食べると10%で、ケータリングだと8%みたいなことになる。その辺のややこしい事態に対応するスグレモノ商品を開発したのだが、買ってもらえない。需要はあるに決まっているのに、とのことであった。 察するに多くの企業が、「来年春の増税はどうせ延期になるだろう」と、タカをくくっていたのである。5月14日には日本経済新聞が、5月25日には読売新聞が朝刊一面で「首相、増税延期へ」との報を打っている。つまりメディアも盛んに「同調圧力」を送
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