(福島 香織:ジャーナリスト) 中国共産党理論誌の「求是」最新刊に、習近平総書記が昨年(2018年)8月に行った司法に関する演説が改めて掲載された。党内に向けた演説を再び今、強調する意味はなんだろう。 そもそもこれは誰に聞かせるメッセージなのか。考えられるのは3つだ。国際法規に中国は違反していると批判する米国はじめ西側国際社会。中国の習近平と敵対する憲政主義者や司法官僚ら。そして、香港。 習近平の目指す“法治国家”宣言の意味を解析してみたい。 「共産党が法だ」と改めて宣言 「求是」で掲載された習近平の演説「党の全面的な法治国家の指導」の内容をかいつまんで紹介しよう。もとは昨年8月4日の中央全面依法治国委員会第1回会議で行われた演説である。この中で習近平は「党は法よりも大きい」という本音を包み隠さずぶちまけている。 「共産党の指導制度化、法治化、党の指導こそが党と国家事業の発展にとっての如意
「ディープラーニングは、原理的には単純な最小二乗法にすぎない」――2月18日付けで日本経済新聞電子版が公開した記事について、Twitterでは「ディープラーニング=最小二乗法」という解釈は異なるのではという指摘が相次いだ。19日には「ディープラーニング」「最小二乗法」といったワードがTwitterでトレンド入りし、波紋が広がっていた。 日経の記事では、慶應義塾大学経済学部の小林慶一郎教授がAI技術について解説。「近年、驚異的な発展を見せているAIのディープラーニング(深層学習)は、原理的には単純な最小二乗法(誤差を最小にする近似計算の一手法)にすぎない」と言及し、「ディープラーニングは『最小二乗法』」と題する図版が掲載された。 最小二乗法は、測定で得られたデータの組を、1次関数など特定の関数を用いて近似するときに、想定する関数が測定値に対してよい近似となるように、モデル関数の値と測定値の差
FoundX について説明する東京大学産学協創推進本部 イノベーション推進部の馬田隆明氏 東京大学産学協創推進本部は、東京大学の卒業生・研究生・学生の起業を支援するスタートアップ支援プログラム「東京大学 FoundX」向けの施設を開設した。第1弾は、東京大学本郷キャンパスの赤門から程近い、本郷7丁目のオフィスビルの地下階。三菱地所の寄付により実現した。東京大学では今後、企業からの寄付を受けて、同種の施設を本郷周辺に複数展開していきたいとしている。 東京大学の本郷キャンパス内には、東京大学に関連したスタートアップ複数社が拠点を置くアントレプレナープラザが存在するが、チームビルディング期や MVP 作成期などプレシードステージにあるチームが活動できる場は十分ではなかった。FoundX の起業支援施設はコワーキングスペースのような内装構成で、起業チーム同士のシナジーや化学反応を狙った環境の構築を
手術後の麻酔が残っている女性患者にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた男性医師に2月20日、無罪が言い渡された。この判決を受けて、被害を訴えていた女性が記者会見を開いた。「被害者は今後どうやって性犯罪にあったこと立証すればいいのですか」と涙ながらに語った。検察による控訴を望んでいるという。 ●判決は「せん妄の可能性がある」「DNA鑑定の信用性に疑いがある」 女性は2016年5月、東京都足立区の病院で、右乳腺腫瘍の摘出手術を受けた。手術後、病室に運ばれて、「(担当していた医師に)乳首を舐められた」「(医師が)胸を見ながらマスターべーションしていた」として、被害を訴えた。 男性医師は、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴されたが、一貫して「冤罪」を主張。公判では、(1)女性の証言の信用性、(2)DNA鑑定などが、科学的な証拠として認められるか――が争点となった。 東京地裁は2月20日
ほぼ全席の禁煙化に踏み切った「串カツ田中」が決算を迎え、禁煙がビジネスにどのような影響を与えるのか明らかになってきた。 禁煙にしたからといって劇的に業績が向上するわけではないが、もっとも重要な指標である客数は減らず、むしろ増加した。今後、喫煙者の数が激減することを考えると、飲食店は、どこかのタイミングで完全禁煙に舵を切らなければ、ビジネスが立ち行かなくなることは明白である。 「全席禁煙化」でも増収増益! 串カツ田中ホールディングスは2019年1月15日、2018年11月期の決算を発表した。売上高は76億6700万円、純利益が4億6900万円だった。同社は今期から連結決算に移行しており、単独決算だった前の期と単純に業績を比較することはできない。 ただ、2017年11月期決算時点における2018年11月期の売上高予想は75億円、純利益は3億9000万円だったので、当初の予想を大きく上回っている
2016年に外科医が逮捕され、本日判決となったこの事件。 これは、乳腺手術直後に手術を執刀した外科医が患者にわいせつ行為を行ったという疑いのものでした。突然の逮捕から長期間の勾留、そして無罪判決。本件について解説し、問題点を洗い出した上で外科医である筆者の意見を述べます。 事件の経緯は 事件の経緯をまとめます。 2016年5月10日 手術後35分以内に事件があったとされる この間、病院や外科医本人に取り調べあり →8月25日 逮捕 →9月5日 勾留理由開示公判(外科医本人は容疑事実を否認) →9月14日 東京地検により起訴 →11月30日 初公判 →12月7日 医師保釈 →2019年2月20日 無罪判決 医学界の反応 外科医の逮捕後、外科医が勤務していた病院から抗議文が出されました。そして乳腺外科医や患者などにより「外科医師を守る会」が発足しています。 そして東京保険医協会という医師からな
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