納めた税金をきちんと使ってほしい。納税者はこう考える。前回の本欄で「自治体システム1700個問題」を取り上げた。1700以上ある自治体が情報システムを個別に持つのは非効率、という問題である。1700個のシステムは納税者の税金によって維持されている。 関連記事: 2023年は正念場、自治体システム標準化に向けて現役の県職員が提言 問題提起をした私の立場について前回記事に「本稿の執筆は官公庁の情報システムをより良いものにする情報政策研究の一環であり、私個人の意見である」と書き、さらに「研究をする傍ら、神奈川県庁の職員として、メインフレームの運用管理、システム開発・運用・保守(中略)などに従事してきた」と続けた。 個人の意見としたものの私は自治体職員である。編集部が付けた題名にある「現役の県職員が提言」は間違いではない。とはいえ問題提起をしたのは納税者としての疑問からだった。同じ名前の業務でも自
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