ブックマーク / obiekt.seesaa.net (232)

  • アムネスティ・ガザ報告書の根本的な認識の誤り

    3月初めに、アムネスティのガザ報告書について色々書きました。その中で報告書に記載された明確な間違いとして、フレシェット弾の件(ガザで使用されたフレシェット弾について)と照明弾の件(照明弾と白燐弾を混同したアムネスティ報告書)を挙げました。 そして暫く後にメールで「砲弾の件は貴方の指摘通りかもしれないが、アムネスティの報告書全体の論旨から見れば枝葉瑣末な話ではないですか?」という意見を頂きました。しかし砲弾のサイズを間違えるのはともかくとして、砲弾の中味を取り違えてしまうのはかなり致命的な話だと思うのですが・・・分かりました、それではアムネスティのガザ報告書について、全体の論旨、その提言の根的な認識の誤り、そしてこの報告書がどれだけ的外れであるか、簡単に解説します。 話そのものは簡単なのです。この報告書はタイトルと冒頭で言いたい事の肝心な部分が載っているので、先ずはそれに目を通して下さい。

    アムネスティ・ガザ報告書の根本的な認識の誤り
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/28
    『外国からの武器入手では最初から密輸しているので、禁輸措置を取った所で状況は特に大きくは変わりません。私には、アムネスティによるこの報告書の提言に何か有用な意味があるとは思えないのです』
  • ピストルの弾をピストルの弾で撃墜できるのか?

    よく弾道ミサイル防衛(MD)について懐疑的な意見の定番に「ピストルの弾をピストルの弾で撃墜するようなものだ、出来るわけが無い」というものがあります。これはMD開発当初からよく言われていた表現で、使い古された感すらあります。 結論から言うと、それはそんなに難しいものではありません。ただしもちろん、迎撃側はコンピュータ制御の高度なFCS(火器管制装置)を装備している事が前提条件なのですが、MDですらない迎撃システムで「ピストルの弾をピストルの弾で撃墜する」という事に近いことを実験でやってのけた例は複数あります。 まずアメリカ海軍は20mmバルカンファランクスで、艦載砲の5インチ(127mm)砲弾を撃ち落とす実験を行っており、「砲弾を砲弾で撃墜する」事を何十年も前に実践済みです。またイギリス海軍のシーウルフ艦対空ミサイルは、同じく艦載砲の4.5インチ(114mm)砲弾を撃ち落とす事をやってのけ、

    ピストルの弾をピストルの弾で撃墜できるのか?
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/25
    『政府筋も中曽根外相も、MDに対する知識が全く無いのに印象だけで語るのは止めて欲しいものです』
  • 中国艦追跡犯にされたインド潜水艦の嫌疑が晴れたお( ^ω^)

    ソマリア沖で中国海軍の軍艦が国籍不明の潜水艦に追跡されたというニュースは、デマ報道だったそうです。大元はフリーライターの創作記事だったとの事。 「中国艦を追跡」記事は捏造 中国当局が掲載2紙を処分:産経新聞中国海軍の駆逐艦が国籍不明の潜水艦に追跡されたとの報道は捏造(ねつぞう)だったとして、中国当局は記事を掲載した中国紙2紙に対し罰金などの処分を科した。中国新聞出版報が19日までに報じた。 処分されたのは四川省の「華西都市報」と山東省の「青島早報」。両紙は今年1月、海賊対策のためアフリカ東部ソマリア沖に派遣されている中国海軍の駆逐艦が潜水艦に追跡されたとの記事を掲載。記事はフリーライターが華西都市報向けに執筆した虚偽のもので、青島早報は華西都市報から有料で記事の提供を受けたという。 19日付の香港紙によると、記事は2月上旬、中国の各大手ニュースサイトにも転載された。記事中で潜水艦がインド海

    中国艦追跡犯にされたインド潜水艦の嫌疑が晴れたお( ^ω^)
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/20
    陰謀論、捏造、虚報、などの実例として。しかし、中国がすぐに認めたのはちょっと驚いた。
  • マスコミとネットがつくる超兵器「白燐弾」の恐怖と真実・・・軍事研究2009年4月号掲載記事

    軍事研究2009年4月号 雑誌 出版社: ジャパンミリタリーレビュー 月刊版 (2009/3/10) ASIN: B001U8CV4Y 発売日: 2009/3/10 商品の寸法: 20.8 x 14.8 x 1.4 cm Amazon.co.jp この最新号の58ページに、このような記事があります。 マスコミとネットがつくる超兵器 “シェイク&ベイク”と呼ばれる戦術 「白燐弾」の恐怖と真実 勘違いや放言がネットやメディアで増幅されてトンデモ伝説となってしまうのが昨今の風潮だが、イスラエルのガザ侵攻では白燐弾が“悪魔の超兵器”となってしまった。非人道行為を非難するなら、それは科学とロジックに拠らなければならない。白燐弾の構造と戦術を解説する。 ジャパンミリタリーレビューのブログでも、簡易な見出しが紹介されていますので確認できます。 Japan Military Review「軍事研究」: 軍

    マスコミとネットがつくる超兵器「白燐弾」の恐怖と真実・・・軍事研究2009年4月号掲載記事
  • 危なくない!潜水艦と渡船が接舷

    これはちょっと苦笑するしかない勘違い。元記者のお爺ちゃん、旅行中に現役時代を思い出して張り切り過ぎです。微笑ましい記事なのかもしれないですけれど、何も悪い事をしていない自衛隊が悪者扱いされているのでちょっとツッコミを入れておかないといけませんね。 危ない!潜水艦と漁船が接舷:中国新聞 '09/2/17 鹿児島市沖の鹿児島湾で昨秋、海上自衛隊の潜水艦に接舷する漁船の写真を、広島市安佐北区の元中国新聞社写真部長千原忠二さん(70)が撮影していた。1月に潜水艦と漁船の接触事故が起こった同じ湾内だった。 撮影は、桜島へ旅客船で渡っていた11月7日。停泊する潜水艦の左側に接舷した漁船に、潜水艦の乗組員が乗り移る様子をとらえている。「危険な光景と思いシャッターを切った」と千原さん。 約2カ月後、約20キロ北東の霧島市沖で接触事故があったのを受け、「潜水艦と漁船が近距離で行き交う状況が恒常化していたので

    危なくない!潜水艦と渡船が接舷
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/08
    『この写真も危険な様子だったに違いないと中国新聞本社も勘違いしちゃったんですね』 訂正してくれるといいのですが。
  • 照明弾と白燐弾を混同したアムネスティ報告書

    国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルは、国連との協議資格を持つ有力なNGO(非政府組織)です。その為に発言や報告書にはそれなりに重みがある筈なのですが、今回のガザ紛争に関する報告書を読み進めると、幾つかのおかしな記述が散見され、あまり良い仕事をしているようには見えません。 前回の記事「ガザで使用されたフレシェット弾について」でも指摘しましたが、アムネスティ報告書にはこの世に存在しない120mmフレシェット弾なるものが記載されてしまっています。ただこれについては105mmフレシェット弾との混同ですので、数値をうっかり間違えただけとイージーミスとして主張出来なくもないですが、一方でそういう言い訳が通用しない致命的な間違いも見付かっています。 (PDF) Fuelling conflict: Foreign arms supplies to Israel/Gaza | Amnesty

    照明弾と白燐弾を混同したアムネスティ報告書
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/05
    『アムネスティは照明弾を白燐弾扱いしているのですが、間違っています。M485A2照明弾の反応薬剤は「sodium nitrate」 と「magnesium powder」、つまり硝酸ナトリウムとマグネシウム粉です』 修正してくれれば問題なし、だが
  • レジスタンスの使う化学兵器は綺麗な化学兵器?

    現在イラクでは治安が回復し、小康状態に落ち着いていますが、その1年前の期間は苛烈なテロ攻撃が頻発していました。中でも特筆すべきは、毒ガスを用いた自爆テロでした。使用されたのは塩素ガス。第一次世界大戦でも常用された毒ガスです。 また塩素ガステロ  スンニ派市民27人が死亡 イラク | 朝日新聞 2007年4月7日イラク中部ラマディ近郊で6日、塩素ガスを積んだトラックによる自爆テロがあり、AP通信によると少なくとも27人が死亡、30人以上が入院した。検問所に突進してくるトラックに警官が銃撃したところ、検問所の手前約300メートルで爆発したという。周辺に市場や住宅があったため、多くの市民が犠牲になった。 塩素ガスによるテロは今年1月28日以降、9件目。現地では、国際テロ組織アルカイダ系過激派への反発から、スンニ派の部族勢力が政府治安部隊に合流している。この日のテロも、アルカイダ系による部族勢力に

    レジスタンスの使う化学兵器は綺麗な化学兵器?
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/02/25
    『目の前に明らかな違法兵器を使用した集団が居るにも関わらず、これを放置し、見て見ぬ振り』 アルカイダやオウムの例から
  • スペースデブリ~朝日新聞のデマ報道

    スペースデブリ(space debris)とは、地球を周回しているゴミ屑の事を言います。周回軌道に乗らず、地球の重力に引かれてすぐに落ちてくるゴミは、スペースデブリとは呼びません。 衛星の衝突―宇宙ゴミの恐怖が現実に:朝日新聞社説 2009年2月16日(月)付07年に世界を驚かせた中国による古い衛星の破壊実験では、2千個ものゴミがまき散らされた。昨年末にこのうちの1個が欧州の気象衛星に接近し、関係者をひやりとさせた。また昨年には米国も古い衛星を破壊した。 こうした軍事実験は、宇宙を軍拡の場にするだけでなく、ゴミを増やすことによっても、宇宙をいっそう危険な場所にする。禁止に向けた働きかけを改めて強めたい。 2008年2月にアメリカ軍は軌道を外れて落下してくる人工衛星を、高度240kmでMDシステムのスタンダードSM-3によって撃墜しました。落ちてくる人工衛星は第一宇宙速度を維持できずに、地球

    スペースデブリ~朝日新聞のデマ報道
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/02/23
    『2年前の中国の衛星破壊実験』『毎日新聞の金子秀敏編集委員が「中国製のデブリが悪いなら、ミサイル防衛で出る米国製デブリも非難されなければならない』『中国を擁護する目的でアメリカを非難しようとして失敗』
  • 駆逐艦『榊』の真実と称する歴史捏造

    前回の記事の90式改さんのコメントについて補足説明をしておきます。第一次世界大戦で地中海に派遣された日海軍の駆逐艦に関するエピソードです。 2月6日はブログの日? - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記ちなみに駆逐艦「榊」が「魚雷の直撃を受け」たと山口記者は書いているが、私が聞いた話では、船団に向かって走る魚雷の航跡を発見した「榊」は、間に合わないと見て「艦ごと魚雷に体当たりをした」のが真実だという。この「わが身を省みない勇敢な」行為を見ていた船団が感謝しなかったはずはない。「武士道」の国から来た軍隊を思い知ったに違いないからである。 英国出身の作家・C・W・ニコル氏は「海自がインド洋に派遣されているが、派遣の是非を論じる前に世界が称賛したこんなに勇敢で誇り高い日人がいたという事実をもっと学んで欲しい」と言っているそうだが、肝心要の日政府が、未だに「村山談話」を踏襲(とうしゅう)している

    駆逐艦『榊』の真実と称する歴史捏造
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/02/19
    『自衛隊員や国民に誇りと勇気を持てと仰られるのは結構ですが、嘘と虚飾に塗れた誇りなど必要ありません。』
  • 綺麗な白燐弾と汚い白燐弾

    まず最初に説明しておきますが、黄燐(黄リン)とは白燐(白リン)に不純物が混じったもの(白燐は徐々に赤燐へ変化していく為、表面に赤燐の皮膜が出来る。これで白く見えず、黄燐と呼ばれる場合がある)で、基的には同じものと扱ってよいです。 2発の弾痕を確認 サマワ陸自宿営地砲撃 : 共同通信 2004/04/08【サマワ8日共同】イラク南部サマワの陸上自衛隊宿営地を狙ったとみられる砲撃で、派遣部隊は8日、宿営地北側の運河を挟んで2発の弾痕を相次いで確認した。砲弾は8センチ程度で、1発はりゅう弾、もう1発は黄リン発煙弾とみられる。 政府は同日、部隊を狙った計画的な攻撃とほぼ断定した。地元警察当局によると、砲弾攻撃直前、宿営地付近で不審な小型車が目撃され、発車後間もなく爆発音がした。防衛庁によると、弾痕は宿営地近くの運河を挟んで、りゅう弾が宿営地の北東約1キロ、発煙弾が北東数百メートルの地点で発見され

    綺麗な白燐弾と汚い白燐弾
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/02/14
    『自衛隊が狙われたら「殺傷力が弱い白リン発煙弾」 ・米軍やIDFが使ったら「悪魔の殺戮兵器、白リン弾」 これでは冷戦時代の、東西両陣営の核兵器に対するダブルスタンダードなロジックと、何ら変わりがありません』
  • 「見た事が無い」のに「別物である」と断言

    今月号の「軍事研究」誌は色々とツッコミ所が多くて大変です。取り合えず事前に、年末に書いた記事「内張り装甲とは結構、分厚いもの」をご覧になってから読み進めて下さい。 軍事研究2009年3月号p43(イギリス海兵隊が装備するBvS10バイキング装甲車の紹介文) By清谷信一車体は鋼鉄製で、レーダー反射率を下げるため車体の角は丸められており、全周的に七・六二mm弾や砲弾破片に耐えられる。また内部には跳弾や装甲の剥離を防ぐためにスポール・ライナーが張られている(スポールライナーと内部装甲はよく混同されるが、別物である)。 さて、清谷氏の言う「内部装甲」とは一体何を指しているのでしょう? スポール・ライナーについてはどういうものか説明しているにも関わらず、「内部装甲」については一体どういうものか、何の言及もありません。両者の何がどう違うのか説明が全く無いのです。それなのに別物だと力説されても、何の説

    「見た事が無い」のに「別物である」と断言
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/02/12
     清谷氏が色々と飛ばしているらしい。
  • ガザにいるノルウェー人医師の残虐兵器に関する証言をデマであるとICBUWが認定

    前回の記事「GBU-39(SDB)を劣化ウラン弾扱いする酷いデマ」で紹介した「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」の嘉指信雄代表が騒いでいた「ガザ空爆で、劣化ウラン使用?」の件ですが、ICBUW(International Coalition to Ban Uranium Weapons;ウラン兵器禁止を求める国際連合)の部事務局(イギリス・マンチェスター)は事実を検証し、イスラエル軍がガザ空爆で劣化ウラン弾を使用した根拠は何も見当たらない事を把握しています。 Statement on Israel’s attack on Gaza - ICBUWA report originating from Iranian Press TV claiming that uranium weapons have been used has, we believe, confused uranium

    ガザにいるノルウェー人医師の残虐兵器に関する証言をデマであるとICBUWが認定
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/02/07
    『反戦団体は非難したら言いっ放しで、間違いだと判明しても訂正記事を入れてくれることは滅多に無い』『ICBUW本部事務局はデマに踊らされないようにきちんと事実を検証し、馬鹿な証言やレポートに組することなく』
  • ガザ侵攻でクラスター爆弾が使われなかった理由 : 週刊オブイェクト

    コマツがピラーニャ装甲車をライセンス生産するという誤報から・・・もう何年経ちましたっけ?| Main | ガザで使われた貫通爆弾GBU-39(SDB)を劣化ウラン弾扱いする酷いデマ>> 今回のガザ侵攻ではイスラエル軍はクラスター爆弾を使用していませんでした。国連およびNGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の専門家もそう判断しています。 イスラエル軍:ガザ攻撃で「クラスター使用せず」国連見解|毎日新聞 1月31日 しかし、3週間以上前には全く逆の報道が行われていました。 イスラエル:軍、ガザに地上侵攻 数千人、北部で激戦 クラスター弾使用か|毎日新聞 1月05日 つまり毎日新聞は1月5日に「ガザ攻撃でクラスター爆弾使用か」と誤報を流していた事に触れず、デマを流した責任を取ろうともしていない事になります(この記事は1月4日のネット配信が先で、翌1月5日に朝刊紙面に掲載)。どうして1月31日の記

    ガザ侵攻でクラスター爆弾が使われなかった理由 : 週刊オブイェクト
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/02/04
    『イスラエル軍がクラスター爆弾を使わなかった理由は』『「クラスター爆弾は市街地への攻撃に全く向いていない」という兵器の性質によるもの』 空港で爆発させた前科持ちの変態新聞が誤報した件。
  • 米軍増派で兵力は足りているので自衛隊は必要無い・・・アフガニスタンのマスード副首相

    なんという有り難い申し出。これでアフガニスタンの地上へ陸上自衛隊を派遣せずに済みます。防衛省としては願ったり叶ったりです。 自衛隊派遣「必要ない」 アフガニスタンの第一副大統領:共同通信アフガニスタンのジア・マスード第一副大統領は29日、首都カブールで共同通信の単独会見に応じ「米軍が増派されるので外国部隊の増強はもう十分だ。日の派遣は歓迎するが、必要はない」と述べ、日に対し自衛隊の派遣を積極的に求めない考えを示した。 アハマド・ジア・マスード副首相はあの「パンジシールの獅子」こと故アハマド・シャー・マスード将軍の弟です。 アハマド・ジア・マスード 第一副大統領:駐日アフガニスタン大使館 アメリカのオバマ新政権がアフガニスタンでの対テロ戦争を重視する方針なので、日もアフガニスタン地上へ部隊を派遣する事になるだろうと思っていましたが、このマスード副首相の言質を持って派遣しない言い訳をアメ

    米軍増派で兵力は足りているので自衛隊は必要無い・・・アフガニスタンのマスード副首相
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/01/31
    『なんという有り難い申し出。これでアフガニスタンの地上へ陸上自衛隊を派遣せずに済みます』 日本の実情を知って知らずかはわからないものの、ありがたい。自衛隊は今のアフガンでは役に立たないと思う
  • イスラエル軍は白燐弾を言い訳目的で使っている???

    既に何度か書いている事ですが、イスラエル国防軍(IDF)の使用していたM825A1白燐弾は発煙弾(煙幕弾)として設計されており、通常榴弾や専用設計の焼夷弾と比べて殺傷力が大きく劣ります。(「有効範囲と散布密度」及び「焼夷能力と貫通力」)この事実も十分に広まってきたと思うのですが、それを受けて逆に「白燐弾は殺傷力が低いからこそ使っているのだ、榴弾は威力が高すぎるから使えないのだ」という意見が出ています。 白燐弾使用の何が問題か - 児童小銃 2009-01-17それに対して週刊オブイェクトでは次のように反論している。対人殺傷を目的とした場合、白燐弾は効率が悪すぎる、殺傷目的なら普通の榴弾を使うはずだ、と。 だがこれは理屈がおかしいのではないか。いくら効率が良くても、いや効率が良いからこそ、民間人が多い人口密集地に榴弾を打ち込んだら大問題になる。白燐弾は煙幕弾だと言い訳できるのでそういう場所で

    イスラエル軍は白燐弾を言い訳目的で使っている???
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/01/31
     白燐弾が超兵器になったり、殺傷力のない兵器になったりしているらしい。しかし、自称専門家(神浦元彰)の方は、本人も呼ぶ方もダメだろう。
  • 衝突事故の主因は「あたご」側にあり、海上自衛隊へ勧告

    イージス艦あたご衝突事件で海難審判が採決されました。事故の主因はあたご側にあるとされ、海上自衛隊へ再発防止に向けた勧告が出されています。つまり通常の裁判所で言えば全面的に敗訴したのと同じです。 国土交通省・海難審判所ホームページより、公開されている裁決資料の全てです。 護衛艦あたご漁船清徳丸衝突事件(裁決言渡):横浜地方海難審判所 護衛艦あたご漁船清徳丸衝突事件(裁決文):横浜地方海難審判所 事故からもう1年近く経つんですね・・・当時、私の書いた記事はこれです。 イージス艦「あたご」が漁船を沈めてしまう事故を起こす:2008年02月20日 これを書いた時は、出回っている情報が少ない段階であたごに非があるとした為、幾つかのコメントで反論、お叱りを受けましたが、私としては全く根拠が無いのに書いたつもりはありませんでした。海上交通法の教育は受けていましたし、航海の経験もあったからです。もう昔の

    衝突事故の主因は「あたご」側にあり、海上自衛隊へ勧告
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/01/23
    『海洋って基本的に国際法の世界なんで、国内法の感覚から言うと《そもそも「法」なのか》という話さえあるんですよね』(コメント欄より)
  • 白燐弾から強い毒性ガスが発生した主張するデマ報道

    白燐は戦場に登場してから100年近く経ちますが、これまで化学兵器として扱われたことは一度もありません。数年前のファルージャの時はともかく、最近のガザの報道では「化学兵器では無い」という注釈は目立ってきました。朝日新聞や毎日新聞ですらそのように報道しています。 ■イスラエル軍「白リン弾」使用か ガザの死者885人に (1月11日 朝日新聞) http://www.asahi.com/international/update/0111/TKY200901110133.html >化学兵器とはみなされておらず、国際条約上、明確に使用が禁止されてはいない ■ガザ侵攻:イスラエル軍が「白リン弾」使用…人権団体指摘 (1月11日 毎日新聞) http://mainichi.jp/select/world/news/20090112k0000m030064000c.html >白リン弾は国際条約で明示的

    白燐弾から強い毒性ガスが発生した主張するデマ報道
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/01/22
    『UNRWAのジョン・ギング部長が白燐の化学特性も知らずにデタラメな証言を行い、また再び白燐弾が「水を掛けると強い毒性ガスを発生する」という謎の超兵器と化そうとするとは・数年前にデマを叩き潰した努力は一体』
  • 国際赤十字が『イスラエル軍の使用した白燐弾は違法ではない』とコメント

    このAP通信の記事のタイトルを直訳すれば「赤十字国際委員会: イスラエル軍が使用した白燐弾は違法ではない」となります。コメントしたのは、地雷廃絶運動やクラスター爆弾規制で多大な貢献をして来たピーター・ハービー地雷/兵器ユニット管理部長です。 注;「the head of the organization's mines-arms unit」の適当な和訳が見付からなかったので、役職の部分の訳が正しいかどうかはちょっと自信がありません。 ICRC: Israel's use of white phosphorus not illegal | Associated Press"In some of the strikes in Gaza it's pretty clear that phosphorus was used," Herby told The Associated Press. "B

    国際赤十字が『イスラエル軍の使用した白燐弾は違法ではない』とコメント
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/01/18
     国際赤十字は、デマやデタラメ論理では物事が改善しないということを分かっているのでしょう
  • 週刊オブイェクト

    ロシアの地対空・艦対空ミサイル「9M96」系列の考察。コールドランチで発射されるミサイルでメインロケットモーター点火前に姿勢を転換するには通常サイドスラスターが用いられる。しかし9M96はサイドスラスターが中央の重心付近にあり、終末誘導時のスライドする動きによる位置修正用であるために姿勢転換には使えない。 実際の発射を見ると、中央のサイドスラスターではなく前方の部分から黒いガス噴射を継続していることが分かる。 ↓9M96の発射を真下から見た映像。90度倒した映像で、画面左側が甲板。 ガスの噴き出しがこの2方向に見える。このガス噴射と前方操舵翼で発射直後の姿勢転換を実施している可能性。 2017年4月23日、沖縄県うるま市・米軍施設ホワイトビーチで開催された「2017ホワイトビーチフェスティバル(2017 White Beach Festival)」に登場したアメリカ陸軍のミサイル発射機。P

    週刊オブイェクト
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/01/17
    『大まかに分けて二つの理由があり、「有効範囲と散布密度」と「焼夷能力と貫通力」という話になります』
  • 人道兵器DIMEを新残虐兵器呼ばわりするデマ報道

    非人道兵器というものがあるなら、人道兵器というものはあるのでしょうか。実はあります。簡単なものでは「コンクリート爆弾」というものがあり、これは単純に通常の爆弾から炸薬を抜いて代わりにコンクリートを詰めたもので、レーザー誘導キットを取り付けてピンポイント攻撃に使用します。爆発しないので付随被害が発生せず、巻き添えで死傷する人を減らす事ができます。しかし全く爆発しないと満足に任務を達成できない場合もあるので、爆発はするが被害半径は極力抑えた兵器があると使い勝手がよい・・・その発想で作られた付随被害の少ない兵器がDIME(Dense Inert Metal Explosive)です。しかしこの「人道兵器」として作られたものを「新残虐兵器」だと言いだす人達が居ます。 新残虐兵器使用の疑い : 2009年1月12日「しんぶん赤旗」同氏は、イスラエル軍がDIME(高密度不活性金属弾)という新兵器を使用

    人道兵器DIMEを新残虐兵器呼ばわりするデマ報道
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/01/14
    『読売新聞の記事は赤旗よりも激しく「謎の超兵器」化しており、もはや意味不明なシロモノとなっています』 もはや軍事タグではないレベル。