陽が傾いていくなか、堤のほとりで気ままにスナップ。 夕方の仁箇堤のラストです。 木立の道から堰堤の方へ。 風もなく穏やかな水面が広がっている。 この池の背後は、台地状にやや小高くなっていて、奥には柿畑が広がっている。 「峰岡丘陵」というらしいが、それほど広くないし、 標高もせいぜい数十メートルくらいなので、丘陵といわれてもピンと来ない。 仁箇堤はこの小さな丘陵の谷をせき止めて造られている。 山もないのに、どうしていつもこれほどの水が集まってくるのか不思議だが、 ここへ流れ込む谷が、小さな丘陵の中では一番大きく、見かけよりも取水範囲が広いためらしい。 うまい場所に、うまいこと造ったんですね。 この池は歴史が古く、灌漑・防火用に造られたのは江戸時代。 今も農業の水源池として使われている。 1980年代、お隣の上堰潟が干上がって陸地になっていた頃、 この仁箇堤がこの周辺で唯一の水辺だった。 地域
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