いつもの旧車ミーティングで一緒になったMG乗りカメラマンは珍しくニコン党だった。聞けばメインはPCレンズを使う仕事と聞いて納得。この日の彼のレンズはライカAPO MACRO ELMARIT-R 100/2.8だった。彼は強烈にこのレンズを推すけれど、中古のRレンズとはいえ結構ないいお値段がするのでホイホイとは買えない。ボクにはピンの決まらないニッコール85/1.4Dがお似合いである。
![絶景日本871 - Shovelog](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/204ba03dd8948500f4d37a9ff5a634e6802291bb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fh%2Fhonday3%2F20240604%2F20240604210422.jpg)
そういえば2年ほど前だろうか、自宅斜め裏の公衆トイレで何やらロケをやっていた。かなり大掛かりだったのでドラマとは違うんだろうなとは思ったけれどやはりコレだった、ヴィム・ベンダースの「PERFECT DAYS」。上映はすっかり見逃していたけれど、昨日からU-NEXTで配信がスタートしたので早速観る。ベンダースにしては生々しい映像だけれどヨンサンの画角が安定感を出している。何より役所広司力とベンダースの日本愛。ほとんどボクの生活圏が舞台の見慣れた風景がベンダースにはこんなに美しく見えているのかと感慨深く観る。そう、主人公がいつも昼食を食べていた代々木八幡の森はこの季節は本当に気持ちいい。今日の弁当はそこで食べてみようか。 よく、写真家はそこに住んではいけないと言われるけれど、そこで生活をしているからこそ見える風景もあったりする。この差異もまた面白い。 色んな俳優さんが隠しキャラのよう出ているの
暑いけれど風が爽やかである。梅雨前の一番良い季節は少し早起きをして遠回りをしながら仕事場に行く。途中昼飯を買おうとOKストアに寄るといつものカブも停まっていた。いつものカブは通勤途中にあるカフェのマスターの通勤車と思われ、いつもお店の前に置かれている。毎日見ているお馴染みのこのカブは1968年頃の所謂マックイーンカブで、今や滅多にお目にかかれない貴重なカブである。貴重とはいえ雨の日も雪の日も毎日使い、外に置いてあるようなそんなラフな乗り方に非常に好感が持てる。とはいえ車齢は50年を越えているので塗装は褪せてカサカサになりシートにはコンビニ袋が被せられ、しかしそんな状況でもなぜか不思議と錆びていないのである。 一昨日S谷メカが会話の中で「古い英国車でも毎日のように動かしている車は雨ざらしでも不思議と錆びないんだよね」という話をしていた。メカニカルな部分は油が回るので解るとして、ボディは何故錆
雨の予報だったけれど、ミジェットのクラッチ交換が完了したとの連絡を受けて引き取りに。先週エンジンが降りたよと連絡をもらっていたけれど仕事で行けなかった。エンジンが降りたタイミングで酷いオイル漏れでベトベトになったサブフレームを掃除しようと思っていたのである。今回、エンジンを降ろしたついでにその酷いオイル漏れの原因であるタイミングチェーンカバーからのオイル漏れも修理してもらった。外してみれば犯人はプラスチックのように固くなったクランクシール。そしてチェーンカバーのガスケット・オイルシールのやり直し。さらにS谷メカにはドロドロになったフレームもキレイにしていただいて非常にスッキリした。 さて、メインメニューの酷い音で大リーガー養成ギブスのようだったクラッチはかなりソフトになって繋がりも気持ちよくなった。外したレリーズベアリングはゴロゴロで、かろうじて回っているだけの状態、ダイアフラムは折れる寸
7月末入稿の映像は超メジャー級のチームに任せてまたプロデューサー側に回る。それを知ってか本業はイラストレータかというくらいに手書きの仕事が舞い込む。というか手書きにしちゃってるのは自分だけれど。とはいえパパッとアイデアが降りて来ないので資料を読みながら考えて考えて気がついたら2日間が潰れてしまった。面倒だから生成AIに任せようと思ったけれどやはりどうにも今ひとつ。AI君に手書き風のヨタヨタ感が出せるはずもなくこのあたりはまだまだ人間の余地が残されている、というかAIには出来ないであろう人間臭いデザインの方向性に自分自身がシフトしているのかもしれない。というわけで下書きの3案を絞り出したところで、ペン入れは明日にして22時に退社。帰宅後、35ミリフィルム3本をローダーに巻くも先週の疲れが出て現像は明日やることにした。10年前は毎日のように現像していたのに、とか考えると悲しくなるので頭を切り替
ミジェットのエンジン降りたから見に来ます?とS谷メカから電話があった。聞けばクラッチのベアリングはほぼバラバラ、その影響でダイアフラムもあわや折れる寸前だった、あと少し遅かったらクラッチが切れなくなっていただろうという酷い状況だったらしい。週末は仕事だったのでこの状態を見に行けなかったのだけれど、それだけ酷い状態でレッカーされずに入院できたのは運がよかったかもしれない。これでやっといきなり繋がるドッカンクラッチとベアリングを訝りながらの運転から開放されると思うと嬉しい。この状態でスムーズに運転できていた自分のクラッチ裁きにしばし悦に入ってみる。
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