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ブックマーク / ameblo.jp/hiromiyasuhara (6)

  • 『「もうこの問題しかやらない」』

    1975年生まれの就職氷河期世代の若い記者が「派遣社員」の実態を書いたが『ルポ正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場/小林 美希著』。 若年層の非正規雇用の実態を最初に活字媒体「エコノミスト」で取り上げた功績、綿密な取材、そこに基づく分析力には感嘆しました。来の記者の仕事、その気迫を見せていただいた気がします。アマゾンのレビューこぞって5つ星ですね。同感です。 あと、新人の彼女の企画をとりあげてくれたデスクやこのルポをに残さなくてはと出版された単行の編集者。まだ実績の少ない小さな人間の企画に耳を傾けてくれようとする人が少なくなっているなか、彼女をサポートしたまわりの人たちにも感謝したくなるでした。彼女はほんとにかっこいい。記者や編集者はほんとに読んでほしいと思います。たったひとりでもできることがたくさんあると思います。 彼女は自らが、何十社と就職試験を受け、民事再生法を申請したば

  • 『ワーキング・プアから抜け出せないシングル・マザーたち』

    中央公論に「ワーキング・プアから抜け出せないシングル・マザーたち」橘由歩さんというノンフィクション・ライターの方が書かれた論考が掲載されてます。これいいなあー。 論考の「起」は、昨今バッシングされてきた「若い母親」の子殺し事件事件の背景を追いながら、そこから、シングルマザーの置かれている現状について、考察を深める。シングルマザー世帯の生活実態の数値分析、世帯所得分析、国際比較、当事者のインタビュー&ルポ、専門家のコメント、文献調査と、非常に多角的で、なおかつわかりやすくそして刺激的(ほめすぎ?)。読んだ方で、もしかしたら詰め込みすぎっていう感想をお持ちの方もいるかと思いますが、・・・・まあ、もっとページ割けばよかったのに。手間かかっていらっしゃると思いますし、プロのお仕事かと。 抜粋してご紹介させていただきます。ライターさんの写真をみるときっと同じ年くらいの女性かなあー。雨宮処凛さんとい

  • 『「怒り」の剥奪』

    今月の「論座」を数回にわたって掲載しておりますが、「論座」サイトののおすすめ記事は先日コメントいただいた高橋純子さんの記事です。もうすぐ落ちてしまうので、大目に抜粋して紹介しようかと思います。 日生活保護がどういうものかよくわかると思います。この若者は間一髪で「死」を免れていますが、もちろん死んでいる人もいると思います。次号の論座には同じ問題意識で「死んじゃったほう」の書評を書かせていただきました。発売になったらお知らせいたします。 http://opendoors.asahi.com/ronza/story/ 今月のおすすめ記事  2007年1月号 on the edge~崖っぷちに立つ若年フリーター 編集部・高橋純子 6畳一間の自宅アパート。DVDレコーダー、パソコンデスクゲーム機……お金になるものはほとんど売った 2006年9月11日。田島靖さん(仮名、31歳)は、千葉市内の福

    k2low
    k2low 2007/01/25
  • 『2006年の私的衝撃本!』

    コンビニでパラパラをダ・ヴィンチを立ち読みしていたら、呉智英さんが山譲司さんの『累犯障害者』と『獄窓記』を連載「マンガ狂につける薬」で紹介していたので買ってみた。 『累犯障害者』は以前エントリーで紹介させてもらいましたが、 昨年読んだ犯罪関連分野の中で(私が関わったではなくて)、「知らなくてすいませんでした!」「衝撃的!」「目からウロコ!」「いっき」に読んだを5つあげろといわれれば以下の5つです。端的にいって(不謹慎な言い方をあえてすれば)「すごーいおもしろかった」です。 そののなかで特に忘れられない記述をあわせて5つあげろと言われれば以下をあげます。 1 『刑務所の風景―社会を見つめる刑務所モノグラフ 』 浜井浩一著 受刑者面接風景 (『犯罪不安社会 誰もが「不審者」? 』の第4章にも一部出てきますが) 2 『累犯障害者 』山譲司著 デフファミリー 3 『獄窓記 』山譲司

  • 『WHAT NOT TO DO -何をやってはいけないか』

    昨日は朝生がいじめ問題だったので、久しぶりに見ました。 いじめ問題はどう考えても騒ぎすぎです。宮崎氏が「報道を見直すべき」といってましたが、そのとおりだと思います。90年代の後半の「少年犯罪」大騒ぎで多くのエピゴーネンを出したことをもう忘れてしまったの? 宮崎氏が番組のなかで話していたWHOの資料を提示しておきます。 自殺に対するWHOの報道のガイドライン http://www.who.int/mental_health/media/en/426.pdf ■WHAT TO DO ・Work closely with health authorities in presenting the facts. ・Refer to suicide as a completed suicide,not a successful one ・Present only relevant data ,on t

  • 『しまうま怖い~!』

    AC(公共広告機構)のCM、ネット等では「こわ~い」と話題になってますね。さすが、電通。驚かしにかけては日一!ACの広告クリエイティブ陣にとって、製作に関われることはかなり憧れなんです。賞もいっぱいもらってますからね。まあ毎度精鋭クリエイティブ陣を集めてつくってるだけあって、確かに怖いです(笑)。 このCM、ACのサイトによると、 「近年、幼い子供が犠牲になる凶悪犯罪が多い関西地区では「子供を守ろう」というテーマを掲げました。警察庁の平成15年調査によると、関西地区で発生した連れ去り事件の82%は、子供が一人でいる時に起きています。そこで、身を守るために常に群れで行動しているシマウマをモチーフにして「一人にならない。一人にさせない。」というメッセージを伝えていきたいと思います。 大きな反響にこたえて、全国版に改訂し、2005年11月より東京、名古屋地域の46のテレビ局でも放映されることに

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