大手商社の伊藤忠商事は、ユニー・ファミリーマートホールディングスを1200億円を投じて子会社にする方針を明らかにしました。小売り業界の競争が激しくなる中、ネット通販やキャッシュレスへの対応を強化するのが狙いです。 ことし8月ごろをめどにTOB=株式の公開買い付けを行う予定で、取得金額はおよそ1200億円となります。 ユニー・ファミリーマートは、2年前の経営統合によって、傘下のコンビニ「ファミリーマート」が業界2位の規模となり、首位の「セブンーイレブン」に対抗しようとしています。 伊藤忠商事では、今回の子会社化によって、ネット通販や支払いに現金を使わないキャッシュレスへの対応を強化するとともに、コンビニの海外進出を加速させるとしています。 記者会見で、伊藤忠商事の鈴木善久社長は「小売りの環境が激変する中、成長の機会をつかむには、できるだけ早いうちに名実ともに親子関係になって手を携えて進む体制