2020年から米国で人気を集め、2021年1月頃から日本やドイツなど世界各国で急速にバイラルし始めたSNSがある。音声版Twitterと呼ばれる、Clubhouseだ。 日本での急速な広がりに合わせて、このアプリを紹介する記事が増えてきたが(例えば日本経済新聞やTechCrunchなど)、その沿革や創業者について詳しく触れた記事はあまり見られない。 今回は2回に渡って、彼らがどのような歴史を辿り、なぜいま音声領域での戦いに注目が集まっているのかを解説していく。 Clubhouseは、音声ベースで会話をしたり、誰かの会話を聞くことができるアプリだ。以下のように様々な「Rooms(部屋)」があり、自分がフォローする人々が参加・主催する「Rooms」が流れてくる。(下図) Clubhouseスクリーンショット(筆者撮影) これらに参加すると、「Speaker(スピーカー)」の話を聞くことができる