川崎市川崎区の横浜地検川崎支部で同市多摩区宿河原の無職、杉本裕太容疑者(20)=強盗や集団強姦(ごうかん)などの容疑で逮捕=が逃走した事件で、神奈川県警は9日、杉本容疑者とみられる男を横浜市泉区で発見して身柄を確保した。県警は杉本容疑者の逃走に知人が協力した可能性が高いとみて、交友関係を調べるとともに、防犯カメラの解析を進めるなどして、詳しい逃走経路の解明を目指す。 県警ではこれまで、友人20数人からの聴取を継続するなど交友関係を中心に捜査を進め、約4千人態勢で大規模な捜索を続けてきたが、確保までに2日近くを要した。 杉本容疑者は6日に逮捕され、7日午後に送検後、地検支部6階の取調室で弁護士と接見。途中でトイレに行き、腰縄を再び締めた後の午後2時15分ごろ、「腰縄が緩くなった」と訴え、50代の男性巡査部長が背後に回った瞬間、腰縄を下ろして未施錠のドアから階段を駆け降りて逃げた。 逃走直前に
スペイン北西部ガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステラで起きた高速鉄道脱線事故は25日、列車が制限速度を大幅に超えて急カーブに進入したことが判明した。捜査当局は運転士による速度違反が脱線の原因との見方を強めているもようで、ロイター通信によると、運転士を正式に取り調べている。 同国メディアによると、死者は80人に達した。複数の同国メディアは捜査関係者の話として、運転士の1人が、制限速度の2倍以上の時速約190キロで走行していたことを認めたと伝えた。多くの車両は横転して大破した。 ムンド紙電子版などは25日、運転士が昨年、交流サイトで、時速200キロで走行した経験を誇示する書き込みをしていたと伝えた。 スペイン国鉄のロドリゲス社長はラジオの取材に「事故を起こした車両は当日の朝に点検を受けたばかりで異常はなかった」と述べ、技術的な問題の可能性を否定した。(共同)
スポーツタイプの自転車で警察官が街中をパトロールする「ハイパー・サイクル・ポリス」(H・C・P)の試験運用が12日、埼玉県警で始まった。マウンテンバイクの一種「クロスバイク」に乗って日常的にパトロールする試みは全国初という。まずは10台を試用し、来年度には100台程度を配備したい考えだ。 県警はこれまでも所轄の警察官が自転車でパトロールしていたが、使うのは一般的な「ママチャリ」などだった。H・C・Pでは、最速40キロ程度のクロスバイクの高速性や、小回りの効く機動力を生かし、街中の犯罪抑止などを図る。 今回は、浦和署や川越署で選抜された署員が10台のクロスバイクに乗車。デザイン性の高いヘルメットを着用し、県民に自転車用ヘルメットの着用も呼びかける。 埼玉は県民1人当たりの自転車保有台数が全国1位の“自転車王国”で、自転車の事故が多発。県警はH・C・Pの活動を通し、安全運転を啓発する方針だ。
米サンフランシスコ国際空港で起きたアシアナ航空機の事故で、着陸直後の緊迫した機内に最後まで残り、沈着冷静な行動で多くの乗客を脱出させた女性客室乗務員に称賛の声が上がっている。◇ この乗務員は勤続約19年で、同機の客室乗務員責任者のイ・ユンヘさん(40)。韓国メディアによると、サンフランシスコで7日に会見したイさんは「乗客を早く脱出させなければとの一心で、自分の身の危険を感じる間もなかった」と振り返った。 6日の着陸時、強い衝撃と同時に機体が激しく左右に揺れ「何かがおかしい」と感じ、真っ先に操縦室に向かい機長らの生死を確認した。「無事だ」との返事を受け、まずは動揺する乗客を落ち着かせるため、着陸のアナウンスを3回流した。 直後に機長から「緊急脱出」の指示が出たため、ドアを開けて乗客を誘導。荷物をまとめようとする乗客に「ゴー」と声を上げて脱出を促した。 間もなく機体の前方から火の手が上がるのが
JR岐阜駅の北方約10キロに位置する岐阜県山県(やまがた)市では、世にも奇妙な光景が見られる。市南部の高富地区で、まるで大きな幹線道路の交差点のように、川同士が立体交差しているのだ。 北から南へ流れる鳥羽川の下を、西から東へ流れる三田叉(さんたしゃ)川がくぐり抜けている。いったいなぜ、このようなことになったのか。原因は明治24(1891)年10月28日に発生した濃尾地震にあった。岐阜・富山県境の両白(りょうはく)山地から、岐阜県南西部の濃尾平野北部にかけて延びる濃尾断層帯のうち、主部の根尾谷(ねおだに)断層帯、梅原断層帯など計約80キロの断層が一斉に滑ることで起きた地震だ。 マグニチュード(M)は8.0で、日本の陸域で発生した地震としては観測史上最大の規模だった。そのため、死者は岐阜県の旧美濃国部分と愛知県の旧尾張国部分を合わせて7千人を超え、全壊家屋も約14万戸におよぶ大被害となった。
イージス艦「あたご」(奥)と衝突し沈没した漁船「清徳丸」の船尾部分(手前)。中央は海上保安庁の巡視艇=平成20年2月、千葉県・野島崎沖の太平洋 「何のための控訴審だったのか。検察の立証は的外ればかりだった」「体面の立証に付き合わされ、不服だ。恥を知れと言いたい」 千葉県房総半島沖で平成20年、海上自衛隊イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突し漁船の父子2人が死亡した事故で、あたごの当時の当直責任者が業務上過失致死などの罪に問われた裁判。1審の無罪判決を支持した東京高裁判決後、東京・霞が関の司法記者クラブで弁護団とともに会見した後潟桂太郎3佐(41)と長岩友久3佐(39)は、海上保安庁や検察への憤りをあらわにした。 清徳丸の航跡が争点となった控訴審で検察側の主張は1審に続き否定された。長岩3佐は「海保、検察が主張した航跡の虚構は2審でも真実とはならず、安心した」。峰隆男弁護士は「海面に残
Q&Aサイト「OKWave」とニュースサイト「イザ!」とのコラボから誕生した、実際にはあり得ない対決をテーマにした連載企画「妄想バトルを専門家が斬る!」。4回目のお題は「ロベルト・カルロス vs 日向小次郎、どっちのシュートがすごい?」でした。ベストアンサーはGKが骨折した指の本数を比較し、「ロベカルの勝ち」としたjohnsmythさんの回答です。寄せられた回答はこちら〔OKWave〕 さて、専門家の意見はいかかでしょうか? 当然ながら小次郎のシュートを受けたことのあるGKに接触は不可能(ぜひとも若林源三に話を聞いてみたかったのですが…)。そこで現役バリバリのロベカルを擁するブラジル代表と対戦経験のある元日本代表GKでサッカー解説者の小島伸幸さん(47)に話を伺いました。
【ソウル=加藤達也】韓国の中央日報が日本への原爆投下を「(神の)懲罰だ」とする記事を掲載し、在韓国日本大使館は22日、同紙に抗議した。 問題の記事は20日付で、安倍晋三首相が東日本大震災の被災地視察で航空自衛隊松島基地を訪問した際、操縦席に座った空自機の番号が「731」だったことを取り上げ、細菌兵器を研究したとされる旧日本陸軍の部隊名称と同一だとして非難し、日本の反省が足りないと主張する内容だ。 さらに、大規模空襲や原爆投下を神による「過酷な刑罰」としたうえで、第二次大戦末期のドイツ・ドレスデンへの空襲を「ユダヤ人の復(ふく)讐(しゅう)だ」、広島、長崎への原爆投下については「日本軍国主義へのアジア人の復讐だった」と主張。非戦闘員への無警告、無差別の大規模殺傷という事実も「国家を改造して歴史を変えた」と支持している。 記事は、「日本に対する火雷(爆撃)が足りないと判断するのも神の自由だ」と
平成9年の東京-長野間開業以来、15年以上にわたり慣れ親しまれた「長野新幹線」という呼び名が消えるかもしれない。来年度に長野から金沢まで延伸されると長野は終点ではなくなり、正式名称の「北陸新幹線」に変わるとの見方があるためだ。(大竹直樹) 「すでに定着している長野新幹線という呼び名がなくなるのはさびしい。それに、長野は北陸ではない」 長野商工会議所の商工振興部長、徳武高久さん(55)は呼称から「長野」の地名が消えることに危機感を募らす。 昭和47年に決定された整備新幹線の建設基本計画では、東京-大阪間の全線が「北陸新幹線」。それでも徳武さんは「新幹線の名前が急に変わったら利用客も混乱する。地域のエゴで言うのではない」と話す。 長野側が提案しているのが「北陸長野新幹線」という呼称だ。長野県は「オリンピックもあり、長野は国内外で知名度がある。北陸にもメリットがある」と主張するが、延伸先となる北
兵庫県の淡路島で震度6弱を観測した地震に関する大阪府の防災情報メールが府民に配信されなかった問題で、府は14日、メールの元データとなる気象庁提供の地震情報に、日付の前に「きょう」という言葉がなかったため、府の配信システムにエラーが生じていたと発表した。 府災害対策課によると、防災情報メールは気象庁からの地震情報の内容を府のシステムが自動的に読み取り、配信する仕組みになっている。システムは気象庁の情報について、日付の前にある「きょう」「きのう」といった言葉が入っていることを前提にプログラムされているが、今回の情報では地震発生時間の「13日5時33分ころ」の前に「きょう」が入っていなかったため、システムが異常と認識したという。 同課では「表記の変更について、気象庁から連絡はなかった」といい、15日以降、気象庁に確認する。 防災情報メールは府民約10万人が登録している。地震の発生と府内各地の震度
鳩山由紀夫元首相が15~18日の日程で中国を訪問することが10日、分かった。中国政府の要人らと会談する方向で調整している。中国が沖縄県・尖閣諸島周辺で挑発を繰り返すなど関係が悪化する中での訪中には与野党からいぶかる声が上がっている。 しかし、鳩山氏は10日、国会内で講演し、「私(が首相)のときは、日中、日韓の間で領土問題は起きなかった。私が辞めた直後から起き始めたことは大変残念だ」と述べた。 鳩山氏は首相時代、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で迷走し、日米同盟関係に傷をつけた。その結果、中国側が領土問題で挑発的行為に出るようになったが、鳩山氏は「外務省や防衛省が米国の意向を勝手に解釈し、(普天間飛行場は)同県辺野古しかないという方向で頭が固まっていた。結果としてあのような結論を導いてしまった」と語った。
日本商工会議所の岡村正会頭と経済同友会の長谷川閑史代表幹事は27日、それぞれの事務局で民主党の海江田万里代表ら新執行部と面談した。前日に民主党側から就任あいさつの申し入れがあった。ただ経済3団体のうち経団連の米倉弘昌会長は「日程調整がつかない」と面談を謝絶。民主党幹部と積極的に意見交換の場を設けていた政権与党時代と180度異なる対応をみせた。 同日の面談で長谷川氏は「衆院選での民主党大敗は健全な政治には良いことではない。本当に強い野党として立ち直るよう万全を尽くしてほしい」と表明。敗因を「党内で決めたことをぐじゅぐじゅと言っていることだ」と指摘した。輿石東参院議員会長らは「おっしゃるとおり」と低姿勢で応じ、会談後、海江田代表は記者団に「激励をいただいた」と語った。 岡村氏も同日の会見で「民主党は党内融和をしっかり打ち立ててほしい」と述べ、民主党の再生には党内の意思統一が不可欠との認識を示し
阪急百貨店梅田本店で買い物客のかばんから財布を盗んだとして、大阪府警捜査3課と曽根崎署は29日、窃盗容疑で、住所・職業不詳の駒(崎の大が立)恵美子(80)と、妹の妙子(72)=京都府八幡市男山香呂=の両容疑者を逮捕、送検したと発表した。捜査関係者によると、姉はスリ歴60年、妹は50年の「駒(崎の大が立)姉妹」として捜査員の間で知られており、これまでも大阪や京都、愛知などの百貨店を中心にスリを繰り返してきたという。 同署によると、恵美子容疑者は「妹と2人で来店したが、店の中を見ていただけ」と容疑を否認。妙子容疑者は「自分1人でやった。連れの女性は関係ない」と供述している。 送検容疑は26日午後3時50分ごろ、大阪市北区の阪急百貨店梅田本店の地下1階食品売り場で、買い物客の女性(63)の手提げかばんから現金約7千円入りの財布を抜き取ったとしている。 リニューアル中の同百貨店は25日に約8割の売
中国・瀋陽の日本総領事館に勤務する男性領事に愛犬の遺骨を砕かれ、精神的苦痛を受けたとして、北海道小樽市の作家、蜂谷涼さんが4日、慰謝料など110万円を求め、札幌地裁小樽支部に提訴した。 訴状によると、帰国していた男性は8月5日、知人と共に蜂谷さん宅を訪れた際、遺骨を納め祭っていた箱を殴り、骨を砕いた。「中国では骨を砕くのが供養だ」と説明し、謝罪はなかったとしている。 犬は平成9年から飼い始めたキャバリアで、今年7月に死んだ。別れがたく、火葬後に自宅で遺骨を祭っていた。蜂谷さんは「寝る時も、つらい時も一緒に過ごしてくれた。許せない」と話している。 男性は「訴状が届いておらずコメントできない」としている。
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