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ブックマーク / ameblo.jp/oldworld (16)

  • 川崎悟司『ヘビの起源~地中説が浮上!』

    ヘビはトカゲの仲間から進化した。 これに異論を唱える者はいない。 しかし、 ヘビはトカゲの仲間から足を失い、細長い体をくねらせて移動する その独特のスタイルになったのか・・・。 そのヘビの進化の過程をめぐっては、 ★地中での穴掘りに適応したとする説。 ★水中を泳ぐことに適応したとする説。 があり、昔から議論され続けていた。 地中、水中のいずれも足は邪魔となることが多く、 細長い体は水中や地中といった抵抗のある場所では有利だ。 さて、 ヘビに近い、あるいは祖先とされる爬虫類はいくつか発見されている。 ヘビの一歩手前の進化段階を示すというドリコサウルス類。 手足は健在だが、退化傾向にあり、やはりヘビのような細長い体をしている。 白亜紀後期の9900万年前のヨーロッパ、かつて海だった地層から アドリオサウルス など6種が知られている。 また、 ヨーロッパの近く、中東にあるパレスチナの9500万年

    川崎悟司『ヘビの起源~地中説が浮上!』
  • 川崎悟司『恐竜の新常識!羽毛伝説』

    恐竜から鳥類が進化した・・・。 今やこの事実は広く受け入れられている恐竜学の常識だ! 今から150年前、 1859年、ダーウィンの「種の起源」が発刊された間もない頃に 恐竜、始祖鳥、鳥類に認められる骨格の類似点をもとに 鳥類が恐竜の子孫であることがすでに示されていた。 しかし 恐竜に鎖骨(鳥類は「叉骨」と呼ばれる左右の鎖骨がV字に融合した特有な形をしている) が見当たらないことから 鎖骨が消失した恐竜から鳥類に進化することは考えられないという説が 長らく主流であったようだ だが、1960年代から ディノニクス をはじめ、ほとんどの獣脚類恐竜にも 鳥類特有の叉骨をもっていたことが 明らかとなり、鳥類が恐竜の子孫であることは今や定説となった。 さらにその定説を強固にしたものが 恐竜から羽毛の痕跡が確認されたことだ! 初めて羽毛が確認された恐竜は 1995年に中国の遼寧省で発見された シノサウロ

    川崎悟司『恐竜の新常識!羽毛伝説』
  • 川崎悟司『昆虫の起源と繁栄』

    川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 地上のいたるところに生息する昆虫。 地球上でもっとも多様性が高く、その種数は80万種も知られいる。 これは生物種の半分以上を占める割合だ! そんな昆虫の特徴は実に明快だ! 体は頭部、胸部、腹部に分かれ、 胸部に3対(6)の脚が生えている節足動物である。 ■昆虫の起源■ さて、そんな昆虫の特徴を踏まえ、 昆虫がどのような節足動物から派生し、誕生したのか・・・。 ムカデやヤスデなどの多足類の先祖が陸上に進出し、その一部が昆虫になったとも いわれているが、 最近ではこれに反し、遺伝子解析でエビやカニなどの甲殻類から派生した「ムカデエビ」が 系統的に近い関係にあるという。 しかし、 はっきりしたことがわからず、まだまだ議論の余地はあるようだ。

    川崎悟司『昆虫の起源と繁栄』
  • 川崎悟司『ワニの大陸~西ゴンドワナ』

    川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 恐竜時代のワニの多様性についての記事。 「恐竜時代のワニの多様性について」 「アルマジロ+ワニ!?な古代生物」 前回、恐竜が闊歩した時代のワニの祖先たちは 多種多様だったことを述べたが、 またまた、 アフリカのサハラ砂漠、白亜紀(1億年前)の地層から 個性的な古代ワニの化石がわんさか発掘され報告されている! ナショナルジオグラフィック 2009年11月20日 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=26511165&expand シカゴ大学 古生物学者ポール・セレノ率いる調査チームが 2000年からサハラ砂漠の過酷な発掘調査を行っていたという!

    川崎悟司『ワニの大陸~西ゴンドワナ』
  • 川崎悟司『本を出版します!「絶滅した奇妙な動物」』

    7月はじめ、 古世界の住人のサイトにこのブログの内容を 盛り込むことで良い内容のなるのでは。ということで 書籍刊行のご依頼を頂き、 12月2日にようやく、ブックマン社より 拙書が出版されることになりました! A5判 184ページ オールカラーで、定価1575円(予定)です おそらくリーズナブルだと思います。 の表紙はこんな感じになります。 いくつかの古代動物たちが表紙を飾っていますが 出版元で 表紙に載せる古代動物のセレクトについて ずいぶんと意見が分かれたそうです。 「古生代の生物や単細胞的な生物好み」 「恐竜等の大型で個性的な古代動物好み」 「とにかくインパクトのある古代動物ひとつを メインにほかを小さくあしらう」 そのメインはサーベルタイガー(スミロドン)にしたかったようで。 私もこのに新しく描き下ろした サーベルタイガーは自分で気に入ってたので 表紙にちょっぴり使って欲しかった

    川崎悟司『本を出版します!「絶滅した奇妙な動物」』
  • 川崎悟司『ジュラ紀トレンド~四枚翼』

    川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba またもや中国から! 原始的な羽をもつ新種恐竜の化石が、 中国遼寧省のジュラ紀後期(1億6100万~1億5100万年前) の地層から発見されたという 時事ドットコム 2009年9月25日 http://www.jiji.com/jc/zc?k=200909/2009092501043 それがこいつだ! アンキオルニス 学名(Anchiornis huxleyi ) 羽は前肢だけでなく、後肢にもあるという4枚の翼を持つ恐竜だ! ドイツの1億5000万年前の最古の鳥類である 始祖鳥 よりも数百万年と古い。 4翼恐竜といえば、こいつだろう! ミクロラプトル・グイ 学名(Microraptor gui ) 始祖鳥よりも新しい時代、白亜紀前期に生き

    川崎悟司『ジュラ紀トレンド~四枚翼』
  • 川崎悟司『アルマジロ+ワニ!?な古代生物』

    この前、恐竜の時代だった白亜紀のワニは かなり多様性に富んでいたことを記事にした 「恐竜時代のワニの多様性について」 5月1日のエントリー 今回は それをつくづく思い知らされるニュースが飛び込んできた! ナショナルジオグラフィックニュース 2009年7月9日 「アルマジロのようなワニの化石を発見」 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=26923726&expand ↑ 骨格の画像があるので見てほしい! そのアルマジロのようなワニとはこいつだ! アルマジロスクス 学名(Armadillosuchus arrudai ) 甲羅で覆われたこのワニは まるでアルマジロとワニを足して2で割ったような合成魔獣だ! ワニの仲間だが、 エサのべ方はワニのようにガブリっ!と噛み砕き、そのまま呑み込む というわけ

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  • 川崎悟司『恐竜時代のワニの多様性について。』

    これは現在世界のワニの分布図である。 見てのとおり、主に熱帯域に生息しており、その中でも、さらに水辺などの淡水域という ごく限られた場所にしか住んでいない。 しかし・・・。 太古の恐竜が支配していた時代は違っていた! 恐竜時代は現在より温暖だったのか、ワニは世界のいたるところに生息していたのだ! ノトスクス 学名(Notosuchus terrestris ) 白亜紀後期、南米に生息していたという小型のワニ。 ワニは水辺に棲む爬虫類であるが、コイツは完全に陸生に適応した種で、 陸上を軽快の走行していたという! またワニは歯はみな同じ形をしているが コイツは前歯、犬歯、奥歯とまるで哺乳類のような歯列をしていたという! 「哺乳類型ワニ」とも呼ばれ、まさに獣のようなワニだ! バウルスクス 属名(Baurusuchus ) そんな獣ワニでも「犬ワニ」とよばれたこいつは 犬歯にあたる牙が異様に発達し

    川崎悟司『恐竜時代のワニの多様性について。』
  • 川崎悟司『新たな史上最大のヘビ』

    川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba アナコンダ<Hi-Bit Edition> [DVD] ¥3,577 Amazon.co.jp アマゾンの密林を舞台に大蛇アナコンダが襲い掛かる映画。 世界最大のヘビといえど、アナコンダは10mを越えるような個体は存在しないが この映画のクライマックスでは14mの巨大アナコンダが登場する まぁ、それはそれでモンスターパニック映画。 と思いきや! 南米コロンビア北東部のグアヒーラ半島にある セルホン炭田で 映画のような巨大蛇の骨の化石が発見された! ナショナルジオグラフィックニュース 2009年2月4日 「史上最大のヘビはバスより大きかった」 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_ar

    川崎悟司『新たな史上最大のヘビ』
  • 川崎悟司『脱力系古生物~ゲロトラックス~』

    川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 恐竜や大昔の動物の図鑑を ページをめくりながら眺めていると 数々の個性的な古代動物の姿を たくさん見れるわけだが、 私がもっとも印象深かった古代動物の1つが コイツだ! ゲロトラックス 属名(Gerrothorax ) (ガチャピンの幼生段階みたいなイラストになってしまった・・・) 2億5000万年前に生息したという両生類。 「ゲロトラックス」という名前は ラテン語で「ゲロ(丈夫な) トラックス(胸部)」という意味で、 その姿の印象から付けられたものではない! しかしながら 「ゲロトラックス」という名前とその姿が妙にマッチしている。 そして その姿は印象的だ! 扁平な体に、上向きの目。 貧弱すぎるな手足。 生涯をほとんど水中で過ごしたそ

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  • 川崎悟司『ついに出た!カメになりかけの古生物』

    2億1000万年前の三畳紀後期に生息していたという 今まで知られている中では 最古のカメ・・・。 プロガノケリス 学名(Proganochelys quenstedtii ) 最古のカメといっても 甲羅で覆われたその姿は 現在のカメとさほど変らない。 そして カメの起源となるその祖形動物は どんな姿なのか 謎のベールに包まれていた・・・。 しかし! 長年、多くの古生物学者が待ち望んだ カメの祖となる化石が発見されたのだ! 「甲羅進化の謎に迫る最古のカメ発見!」 ナショナルジオグラフィックニュース 2008年11月26日 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=87190962&expand 今まで最古とされてきたプロガノケリスよりも 1000万年古い 中国南西部、貴州省の2億2000万年前の地層から

    川崎悟司『ついに出た!カメになりかけの古生物』
  • 川崎悟司『世界最小のヘビ発見~カリブ海のミクロ動物たち』

    世界最小と思われるヘビが カリブ海にあるバルバドス島で発見されたという とんでもないニュースが飛び込んできた! ナショナルジオグラフィックニュース(2008年8月3日) http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=62201687 そのヘビは アリの幼虫やシロアリを主とするミミズのような姿をした地中性の 「メクラヘビ」という小さなヘビの仲間だ バルバドス・スレッドスネーク 学名(Leptotyphlops carlae ) ※上が世界最小の「バルバドススレッドスネーク」 下は同じホソメクラヘビ科の「テキサスホソメクラヘビ」 その世界最小のバルバドススレッドスネークは 全長わずか10cmとミミズと見間違えるほどの小ささだ! ヘビの仲間は1度にたくさんの卵を産むのがほとんどで、 この世界最小のヘビは1度の

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  • 川崎悟司『カエルとサンショウウオのご先祖見つかる』

    川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba カエル(無尾目) そして サンショウウオやイモリなどの有尾目。 両者は近縁関係にあり、 過去に共通祖先がいたという説は有力だ。 しかし そのカエルとイモリの共通祖先と思しき 化石は今まで発見されていない・・・。 つまり、それを証明する物的証拠がなかったわけだ。 いわゆるミッシングリンク(失われた環)というヤツだ! そして そのミッシングリンクが ついに発見されたのだという! 化石が発見されたのは1995年、米テキサス州 そして カナダのカルガリー大などの研究チームが 今年の5月22日にようやく英科学誌ネイチャーに発表したという! 時事ドットコム 2008年5月22日 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k

    川崎悟司『カエルとサンショウウオのご先祖見つかる』
  • 川崎悟司『メキシコで巨大角の竜』

    川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba メキシコのコアウイラ砂漠。 およそ7200万年前の地層から 続々と恐竜化石が発掘されているそうだ! 新種の恐竜 ランベオサウルス類の 「Velafrons coahuilensis」 発見されたのは幼体だが、成体になると 頭のトサカは大きくなり、 体長は9~10mになっただろうと考えられているという ティラノサウルス もいたとされ、 これからもこの発掘現場から、新たな発見が 期待されているようだ! そして 驚くべき恐竜が発見された! 発見当初は トリケラトプスに近縁とされる角竜とされ、 3の角をもっていた。 トリケラトプス(12m)より小ぶりな体長7mだが 角はトリケラトプスと同じく長さ90cmもの 巨大な2の角を持っていた ※この

    川崎悟司『メキシコで巨大角の竜』
    k_kumahachi
    k_kumahachi 2008/04/01
    エイプリルフールネタかな?カッコいいデザイン!
  • 川崎悟司『竜を喰らう大食い魔王 ベルゼブフォ』

    川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 「恐竜を喰らったかもしれない巨大ガエル発見」という かなりヤバいニュースが飛び込んできた! 2月19日 CNN.co.jp http://www.cnn.co.jp/science/CNN200802190016.html アフリカ大陸の東方沖にあるマダガスカル島の 約7000万年前の白亜紀の地層から 巨大なカエルの化石が1993年に発見され 1個体分の骨格が見つかるまで、かなりの時間を要したという! その巨大ガエルとはコイツだ! ベルゼブフォ 学名(Beelzebufo ampinga ) (近縁のツノガエルとの大きさ比較) その体長は40cm 体重は4500gという 史上最大級の巨大ガエルだ! ペットとして人気のある 現在のツノガエ

    川崎悟司『竜を喰らう大食い魔王 ベルゼブフォ』
  • 川崎悟司『キングコブラの毒でゾウを倒せるか』

    川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 悪名高き、 世界最大の毒蛇・・・。 キングコブラ 学名(Ophiophagus hannah ) ■キングコブラの毒のヤバさ■ その長さは最大記録5m50cmにも及ぶ大蛇だ! そしてコブラといえば、「神経毒」という 即効性のある半端なく危険な毒だろう! 神経毒は 神経を麻痺させる効果があり、神経の機能停止により 脳から各器官への命令をシャットアウトしてしまう!! 症状として「しびれ」で体が動けなくなり、 そして呼吸困難に陥り、死亡率は極めて高い! 人間でもキングコブラに咬まれて助かったのは世界で1例のみで フランスのパスツール研究所での出来事。 場所が場所だけに迅速な対応ができ、一命はとりとめたものの 普通ではまず助からないといっていい

    川崎悟司『キングコブラの毒でゾウを倒せるか』
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