司法試験、司法試験予備試験、法科大学院等に関する情報を掲載しています。 ※リンクや引用、紹介は自由にして頂いて結構です。ただし、引用、紹介の際には、参照元をリンク等で明示して頂ければと思います。 刑訴法の続き 新試験第36問は、マイナー論点の見解当てはめ問題である。 (新試験第36問) 次のⅠ及びⅡの【見解】は,裁判所が公判廷において鑑定を命じた鑑定人によって鑑定書が作成された場合に,その鑑定書を公判廷においてどのような手続により取り調べるのかという問題に関するものである。この見解について述べた後記のアからカまでの【記述】のうち,誤っているものの組合せは,後記1から6までのうちどれか。 【見解】 Ⅰ.裁判所は,当事者の取調べ請求を待たず,鑑定書を公判廷において取り調べる必要がある。 Ⅱ.裁判所は,鑑定書を公判廷において取り調べるためには,原則として,当事者からその取調べ請求を受ける必要があ