25日、中国が時速4000キロで走る世界最速のリニアモーターカーの開発を進めていることが分かった。真空状態のパイプの中を走ることで空気抵抗がなくなるため、高速を出すことが可能になるという。写真は上海のリニアモーターカー。 2010年5月25日、中国が時速4000キロで走る世界最速のリニアモーターカーの開発を進めていることが分かった。真空状態のパイプの中を走ることで空気抵抗がなくなるため、高速を出すことが可能になるという。新聞晨報が伝えた。 【その他の写真】 記事によると、「真空リニア」はジェット旅客機の10分の1の燃料ですみ、騒音や大気汚染、事故発生率はほぼゼロになるという画期的なもの。実用化されれば、北京とワシントンがわずか2時間で結ばれる。理論上は時速2万キロも可能だという。 計画は、04年に中国科学院や中国工程院などから専門家数人を集めて開始。07年に国の自然科学基金プロジェクトに選