PDFで公開済みの『若者政策提案書』の本文を、ブログ形式で閲覧できるよう編集いたしました。日本で欠如する「若者」世代の政策的支援のあり方を、ぜひ私たちと一緒に考えましょう。 すべての若者が安心して生きていくために―現状と提案 貧困層の子どもたちが集中する「底辺校」には不登校や高校中退が多く発生するが、逆に「進学校」と言われる高校の中退率は非常に低い。 「底辺校」の親の学校体験の少なさはそのまま、子どもの学習環境への理解や進路への準備の理解の乏しさにつながっている。家族、学校など子どもを支えるはずの存在が逆に、若者たちにとって厳しい人生を強いるリスクになっているのである。 今必要な支援は大きく二つある。一つは、学校が単なる教育の場に留まらず、社会へ出るための学びの場、居場所、福祉や雇用や保健医療に及ぶ地域のネットワークづくりの中心(プラットフォーム)になるよう改革していくこと。 そして二つめ