ミーティングにおける沈黙と笑いの機能についての対話分析 950047 島田浩樹 950050 高木恵太 第1章 序論 島田浩樹 1. 概要 1990年代に入り、企業の持続的競争優位の源泉としての、知識についての関心が高まっている。そしてここ数年、どのように知識が創造されるかというプロセスに、注目が集まるようになっている。その知識が創造されるプロセスでは、人と人との対話が重視される。具体的には、ミーティングのような複数人による会話などが考えられる。しかし、どのようなミーティングが、知識を創造しやすいのかは、実証的に明らかになっていない点が多い。そこで我々は、探索的調査を行うためにあるミーティングを録音した。そしてその録音されたミーティングの中に、笑いと沈黙が頻繁に現れることに我々は注目し、笑いと沈黙がミーティングにおいて何かしらの役割、機能があると考えた。
半年くらい前に読んだ(たぶん2度目)この論文。もう20年も前の論文だけど、その切れ味にいたく感動した。そして、先日のアフリカ学会の懇親会から駅への道で小馬(こんま)先生をお見かけして、お声掛けして、そのことをお伝えした。「あーそんなの書いたっけな…でも、少しでもお役にたてたならうれしいです」と飄々とおっしゃる。お名前もお顔も存じていたが、直接お話しするのは初めてで久しぶりに緊張したけど、これからいろいろと学ばせていただこうと思う。 今書いている文章にも大いに参考になるので改めてこの論文を読ませていただいた。備忘録的にまとめておくことにする。 小馬先生の担当された章は、アフリカの教育を考える視点というところから始まる。そこで2つの問題を議論する。地理上のアフリカに統一的な「アフリカ性」を容易に見出しがたい、ということで、もう一つは教育の定義づけのむずかしさである。植民地時代から60年代のアフ
<前編を読む> 見返りを求めない純粋な贈り物はあるのか? 贈り物は、贈る局面だけを見れば、見返りを求めない自発的な行為のように思える。しかし、かつて贈り物は女性や財貨、言葉を交換しながら共同体を維持する相互扶助的な役割を担うシステムの一環だった。 「生存していくためには、贈る義務があり、贈られた方は受け取る義務があって、また贈り返す義務もある、永遠に繰り返される義務的循環こそが、贈り物の本質」と小馬さんは言う。 たとえば、メラネシア西部で行われてきた「クラ」と呼ばれる慣習は、贈り物の義務的循環の典型だ。クラは、いくつもの諸島群を包み込む広大な地域で、首飾りや腕輪などの財貨を長年にわたって贈答しあう壮大な交換の環なのだが、男たちは相手の集団と財貨を交換することに命を懸けた。その苦労話や冒険譚が栄光に満ちた物語であるほど、男は尊敬されるのである。彼らにとって、生涯の生きがいは所有することではな
「コミュニケーション能力がない」と悩むまえに――生きづらさを考える (岩波ブックレット) 作者: 貴戸理恵出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/04/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 6人 クリック: 149回この商品を含むブログ (10件) を見る「コミュニケーション」の本です. といっても,これを読めばコミュニケーション能力がアップする,という本ではありません.しかし,これを読めば,あなたとその周りの「関係性」が見えやすくなります. 周りというのは,会話などを交わす直近の人々だけではありません. ニュース報道などで目にする当事者,とりわけ“弱者”にラベリングされる人々を,「コレコレだからダメだ」「自分とは違う(自分はこうして困難を乗り越えた)」と切り捨てにくくなると思います.この薄い本を2回以上,通し読みして,思索すればですが. さて何を論じた本なのかですが,本文
一言で「ヤンキー」と言っても、歴史的な意味を含めて非常に広いものを指している。 私たちが子どもの頃で言えば、それは、学ランの「改造制服」や、髪にそりこみを入れることであったり、つまりは、そういったセレブ層とは反対の「ファッション」を、主に、示唆していた言葉のように思われる。それは一頃で言えば「不良」というレッテル貼りをされることのアイデンティティ意識であったわけで、授業をさぼることであったり登校拒否や学校退学とも関係してくる。 また、暴走族のようなものに求心されていく感性もあるであろう。もう少し違った観点で言えば、ロックを聞くことであったり、もっと言えば、アイドルの応援団的な感性にも近かったりするのであろう。 最近でいえば、ヒップホップであったり、チーマーのようなものであったり、なんらかの変化はしてきているということはあったとしても、ある「ヤンキー」と呼ばれるような「感性」の汎歴史的な様相
反学校文化 学校の教育過程の中で、学校のカリキュラムや方針に順応して教育機会を巡る競争へと参入していく生徒もいれば、学校に反抗しカリキュラムに従わずに自発的に競争から撤退していく生徒もいる。ポール・ウィリスは、『ハマータウンの野郎ども』という著書の中で、「ハマータウン」(仮称)というイギリスの平均的な労働者が多い地域で、労働者の子供たち(彼らは自分たちを「野郎ども」と呼ぶ)がどのように反学校文化を形成していったかを参与観察を通じて明らかにしている。 教育の理念的な枠組みに縛られた学校は、少数者だけが個人的に成功できる条件を全員が従うべき条件として提示する。それで全員が成功するわけではないという矛盾は必ずしも明らかにされないし、優等生のための処方箋を劣等生が懸命にこなそうとしても無効であることには学校は押し黙っている。ひたむきな学習、辛抱強さ、順応、そしてそれらの立派な等価物として知識を受容
筆者:齊藤貴義 福島県相馬市在住。Webエンジニア・インフラエンジニア・データアナリスト・作家。ニックネームはサイバーメガネ。お仕事のご依頼は saito@geek.sc までお気軽にどうぞ。 職歴:メディカルネット→ティーカップ→丸紅情報システムズ→インフォバーン→feedpath→オールアバウト→手嶋屋→ライブドア(livedoor Reader)→enish→フルスピード→起業, etc. 相馬高校理数科出身。高校生クイズ全国大会出場。大学は雄弁会(全関ディベートリーグ準優勝)。openSUSE Linuxユーザー会。バツイチ。 ■単著 インプレスR&D『スクレイピング・ハッキング・ラボ』 ■共著 『Wizard Bible事件から考えるサイバーセキュリティ』 運営サイト はてな村定点観測所 相馬灯 ミライハック サークルメンバーのサイト Security Akademeia ハイヤ
下記の改良版。 接続詞(っぽい言葉)の一覧 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2208.html http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1876362665&owner_id=5019671 接続詞の使い方については下記参照。 文章の書き方──接続詞の使い方 とりあえずは接続詞もフツーに使って書いてみる。 多いのが気になるなら、あとから減らせばいいだけ。 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n107384 ↓ http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1442.html 文章の書き方(やや毒あり)──接続詞の使い方 実用文なら接続詞を減らさなくてもいい http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/
26 教育問題の構造 増補 大衆教育社会 本編の社会問題論では「教育問題の構造」も予定していたが、紙数調整の関係で断念した。しかし、教育問題は今や社会全体の重要問題になっており、ここでも社会学の有効性が試されている。この分野をあつかうのは教育社会学である。教育社会学は近年非常に活発に研究がなされている専門分野だ。 教育問題を考える上でまず必要なのは、全体構図を歴史的社会的に位置づけておくことだ。苅谷剛彦『大衆教育社会のゆくえ――学歴主義と平等神話の戦後史』(中公新書一九九五年)は、教育の現時点の座標軸を理解するのによい本である。現代は「大衆教育社会」であるというのが本書の出発点。それは「教育の量的な拡大」と「メリトクラシー(業績主義)の大衆化」と「学歴エリートの支配」によって特徴づけられる社会である。このような大衆教育社会において人びとがもつ特有の視線の神話性について、実証データを駆使し
文献目録とブックリストのwiki 新書・叢書の全巻目録とタイトル一覧、各種のブックリストをあげていきます トップページページ一覧メンバー掲示板編集 ブックガイドの目次 最終更新: paper_nautilus 2016年03月11日(金) 13:01:18履歴 Tweet 総目次>>ブックガイドの一覧 ブックガイドの一覧 名著30シリーズ(ちくま新書) 経済学の名著30 自己啓発の名著30 社会学の名著30 宗教学の名著30 政治学の名著30 歴史学の名著30 名著シリーズ(中公新書) 現代アジア論の名著 現代科学論の名著 現代経済学の名著 現代社会学の名著 現代政治学の名著 現代哲学の名著 現代歴史学の名著 新・現代歴史学の名著 外国人による日本論の名著 精神分析の名著 世界の名著 ――マキアヴェリからサルトルまで 戦略論の名著 日本の名著 武士道の名著 60冊の書物による現代社会論 基
シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術: 世界で通用する20の普遍的メソッド posted with ヨメレバ 吉岡 友治 草思社 2015-01-16 Amazon 楽天ブックス 読みました。同じ著者の既刊を過去に読み、その内容が面白かったので迷わず購入。既刊でも「論理」に関わる話が書かれていたものの、そちらはあっさりめ。本書がその内容を発展させたものなのではないかと思い、すぐに買ってきた形です。 読み終えた感想は、一口に言えば「大正解」。全体としては、 “論理的文章” の代表格である「論文」に焦点が当てられているけれど、ブログをはじめとする他の文章、さらには普段の考え方にも当てはめられる “技術” が、確かにまとめられておりました。 実際、一例としてブログの記事も取り上げられており、「そういう風に書き直せるのか!」と面白く読めた。ブログを書くに当たって、さまざまな「文章術」を身に
とりあえず サッカーのレフェリング雑感ブログ。 当ブログ内での解説は、執筆時点での競技規則・解釈に基づくものです。 必ず掲載日時をご確認いただき、古いものは解釈が変わっている可能性にもご留意下さい。 先日のミラン@ユベントスにおいて、先制点がオフサイドでなかったかという議論があったようです。 それに対してユベントスは、公式チャンネルで「オンサイドであった」と検証。 Sky Sport@SkySportVIDEO: Juventus-Milan, dubbio il fuorigioco di Tevez? http://t.co/HkPl8y8axM 2015/02/08 20:52:44しかし、ミランは、「いやいやいや、お前らの引いたライン、明らかに斜めってるでしょ!」と反論したと。 AC Milan@acmilanSecondo voi nel fermo immagine tv pr
今回は超初心者の方向けに、クレジットカードの仕組みを画像で解説した記事を作ってみました。 クレジットカードのことをよくわからないままに社会人になってしまった…という方は、是非、この記事を通してその仕組みを理解してもらえればなと思います。 解説を読む前に: 男性のイラスト:消費者である私達です。 コンビニのイラスト:カードが使える場所です。 ビルのイラスト:カードを発行している会社です。 ※図解を作る都合上、わかりにくい例外事項を排除している点はご了承ください。 クレジットカードの仕組みを図解: カードを使った時のお金の動き: クレジットカード代金回収の仕組み: みなさんからお金を集めて支払い: カード会社があるからこそ仕組みが成り立つ: お店の立場: 私達の立場: カード会社の立場: カード会社はどうやって儲けているの? ざっくりとした儲けの仕組み: お店の立場: カード会社の立場: 私達
この項目では、社会の文化について説明しています。イギリスのバンド、ニュー・オーダーの楽曲については「サブ・カルチャー」をご覧ください。 サブカルチャー(英: subculture)とは、メインカルチャーと対比される概念である。1960年代から70年代前半までは反体制的なカウンターカルチャーが主流だったが、70年代後半以降、形骸化・商業主義化し、サブカルチャーに変質していったとの見方もある[1]。サブカルチャーは「サブカル」と略されることも多い[2][3][4]。 主流文化に対し、一部の集団を担い手とする文化を指す用語で、副次文化ないし下位文化とも訳される。用語の起源は1950年に社会学者のデイヴィッド・リースマン[5]が使用したのが最初である。意味は「主流文化に反する個人のグループ」というもの。アメリカではこの場合の「サブ」とは、社会的マジョリティの文化・価値観から逸脱した、エスニック・マ
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